2月17日
世の中の常識も変わります!

世界の人口は、今、約82億人。私が子どもの頃、小学校の社会科の授業で習った時は、世界の人口は36億人…と聞いたはずでした。確かにその頃から、もうすでに50年以上経つのですから、50億近くも増えた…ということなのです。
詳しい数字は、もちろん忘れてしまいましたが、その当時も世界人口の急激な増加予想がなされていて、地球上に今後、何十億も人類の人口が増えたとして住む場所や食料など必要なものを手に入れることができるのか?不足する場合はどうしたら良いのか?考えてみろ!と先生に言われて、小学生なりにあれこれ意見を言っていたことを思い出しました。
アメリカのアポロ11号の月面着陸が1969年7月…、私が小学4年の時で、その後の人類の宇宙への挑戦の話題もいろいろと出ていたので、地球が手狭になった時は月面に移住するとか、食料は宇宙食のような科学的な高栄養食を開発して食料不足を補うとか、子どもなりにいろいろと意見を出したのを覚えています。
…が、そんな話の土台が、今、崩れそうなのです。最近の国連などの予想では、全世界の人口は2080年代半ばに約103億人まで増えてピークを迎えた後、横ばいとなり、その後、徐々に減り始め今世紀末の2100年には102億になる…と推計されているのです。
理由は、日本はすでに人口減少になっていますし、昨年まで世界最大の人口を誇った中国も、そしてヨーロッパなど63か国ではすでに人口のピークを迎えているとのこと。ブラジルやベトナムなど48か国も今後30年間に人口のピークを迎えると予測されており、世界の人口が減り始めるという、これまでの常識を覆す予測がなされるようになっているのです。
人類が減少する…というのは生物であることを思えば、それはそれで新たな問題があるのですが、とりあえず、これまでの常識の大前提と考えられていたものまで、確かに変わる…ということが起きているのです。
世の中の常識も変わるのです。私たちを取り巻く環境も変わります。人の心なんて、もっと変わりやすいものかもしれません。そもそも主キリストは、“この天地は滅び去ります。…(マタイ24:35)”と語られており、私たちが生きるこの世自体が決して安泰ではなく、滅びることさえあり得ると言うのです。
だからこそ、私たちは心の中に、本当に変わらない柱、魂の軸となるものを持っておくことが大切なのです。同じ箇所で、主はおっしゃいました、“…しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。”と。世の中の常識も変わる時代です。だからこそ、変わらない神の御言葉に立って歩んでまいりましょう。