5月28日


悩みや悲しみを讃美と感謝に!

これまでの「サラリーマン川柳」が、今回からは「サラっと一句!わたしの川柳コンクール(第一生命保険主催)」となったのだそうです。確かに、庶民の生活実感から滲み出る川柳を、“サラリーマン”にだけ限定する必要はないと思います。そんな庶民による川柳コンテストの最新版の中から、上位10作品が発表されていました。

そこで早速、第1位、“また値上げ 節約生活 もう()上げ”…うまい!値上げで、音上げなのですね。

第2位、“ヤクルト1000 探し疲れて よく寝れる”…そうそうヤクルトが睡眠改善に効果がある、特にヤクルト1000が…ということだったのですが、ヤクルト1000はあまりスーパーに並んでいなくて、私も試してみたくて探しまくった一人でした。

第3位は、“店員が手とり足とり セルフレジ”…はいはい、私もやってみました、コンビニやスーパーのセルフレジ。でも、これが意外にコツが必要で、私はセルフレジをしてから、セルフレジでは対象外の商品を普通のレジで扱ってもらうという二度手間…という本末転倒をしてしまいました。

第4位、“下腹に 脂肪が集合 「密ですよ」”…確かに私も超密、過密です。

そして、第5位が、“サイフより スマホ忘れが 致命傷”…これはホントにそう。スマホがなければ、何の仕事もできません。…と、ここまで上位5位まで眺めてみても、自分に当てはまることばかりで、笑ってしまうのです。

女性の皆様には、第6位にこんなのがあります。“「キレイです」褒めてくれたの レントゲン”…褒めてもらえないケースは、笑えない事態なのです。

お父さんたちには、第7位、“パスワード つぶやきながら 入れる父”…秘密のはずが周囲の人には丸わかり!

同じ5・7・5でも、四季の趣や(おもむき)心の感慨をしたためる“俳句”に対して、“川柳”は日常の小さな摩擦や軋轢や不満を皮肉を込めた笑いに変えてくれます。

私たちの実生活はどの時代にあっても、何らかの問題や試練と縁を切る訳にはいきません。そんな辛さやしんどさを、誰もがプッと吹き出すような笑いに変えて楽しむことができるのは、日本人の歴史、文化のなせるわざです。

しかし、それ以上に、クリスチャンである私たちには、単に笑いに変えるだけでなく、“あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。あなたは私の荒布を解き、喜びを私に着せてくださいました。(詩30:11)”と讃美できる神様がおられます。日々の出来事を讃美と感謝に変えて歩んでまいりましょう。神様の力で悩みや悲しみまで変えられる恵みの大きさを忘れずに、ハレルヤ!と叫びつつ、前進しましょう。