7月6日
無責任な噂でなく、神の御言葉を!

今回のインド伝道から成田空港に戻ってきた一昨日、7月4日(金)、東京は何だか変でした。同日の夜に東京・銀座での集会の予定があり、いつものように銀座界隈にあるリーズナブルなホテルを予約していたのですが、その値段が予想以上に安かったのもその一つ。大して気にもかけず、成田空港から銀座へと移動したのですが、何だか街が静か…。夜の集会を終え、何人かの皆さんと遅めの夕食を摂って、再びいつもの銀座の街に立ったのですが、やはり何だかおかしいのです。原因は、最近、四六時中東京の街に溢れている中国人を中心としたインバウンド客が路上にほとんどいなかったからでした。
原因は、日本のある漫画家が書いた未来予測の漫画本で、2025年7月5日に海底の火山噴火か何かで日本に巨大津波が押し寄せ、壊滅的な破壊がもたらされる…とした“予言”。最初、香港で火が付き、それが中国人を中心に全世界にインターネットで拡がり…となったのでした。それで、これまで全く予約が入れられないほど香港で大人気であった日本行きのツアーに誰も申し込まないほど、インバウンド客が激減し、最近では全く見ることのできなかった東京の街の雰囲気が生まれているのでした。たかだか無責任な漫画家が作りだしたフィクションです。その昔、小松左京氏の書いた“日本沈没”ほどのリアリティーで描かれている訳でもありません。しかし、現代のインターネットに脳みその大きな部分を支配されている人々は、そのデマ、噂を信じて、世界中を巻き込み、パニックに自ら飛び込み、それに影響されているのです。
私はそんなことも露知らず、インドでの大集会で、主キリストの御名でメッセージを語らせていただき、多くの人々が劇的な癒しをいただき、聖霊による魂の解放を実体験して感謝しつつ帰国しました。無責任な噂やデマや戯言での珍現象ではなく、私たちの生活や社会に何があろうと揺らぐことのない神の御言葉に立った恵みを実体験しました。私の関わったインド伝道の話題は、インターネットでもメールや印刷物を通しても、さほど大きな影響力を生み出せた訳ではありませんが、インドのタンカチャン牧師の教会に関わる人々にとっては、今も変わらぬ神の御言葉として、圧倒的な力と恵みを生み出し、人々の人生を変えたのでした。
作り話から出たデマの方が、神のいのちと愛に裏打ちされた神の御言葉よりも、一見、見掛けだけは大きな影響力を持っています。しかし、私たちは、どんな時も正直に、真剣な愛を土台として、人々に救いへのメッセージを届けていきたいと思います。今回のインド伝道も、主キリストは力強く働いてくださいました。