4月14日


信じて、考えて、行動しよう!

こども庁が発表した2023年度の「青少年のインターネット利用環境実態調査」の内容が、なかなか衝撃的です。

平日のインターネット利用時間が、小学生(10歳以上)が3時間46分、中学生が4時間42分、高校生になると何と6時間14分…。インターネットで真面目に勉強しているのでは?と好意的に解釈する方もおられるかもしれませんが、実際の使用目的は、全年齢層で90%が動画視聴ということ。

それも、自分専用のスマホを持っているのは、高校入学時の16歳で99%、中学入学時後の13歳で91%。10歳の段階ですでに65%で、3人に2人は自分のスマホを持っているそうですし、なんと7歳ですでに21%の子どもたちが自分専用のスマホを所有しているのだそうです。

つまり、小学生から高校生まで、みんな何時間もボーっと、自分のスマホでインターネットの動画を眺めている…ということになるのです。

本来は、外に出て友だちと遊んだり、ブロックなどで工夫して何かを作ったり、思いっきりスポーツで汗を流したり、野原で昆虫を探したり、自分で絵を黙々と描いたり…して欲しいところなのですが、ただゴロゴロしながらずっと受け身で自分の興味に沿った動画が次々と送られてくる中で、漫然と眺めているだけの状況が起こっている訳です。

自分では何もしないで、気に入ったものを誰かに送ってもらい、それをただ受け身のままで眺めて笑ったりしているだけ…。それで本当に幸せだと思いますか?

このままでは、ただボーっとすることだけが得意な人間が、世の中に溢れてしまう未来となるのではないか?と本気で心配しています。自分にとって都合の良い夢をずっと見せられたままコンピューターに飼育されたようになっている人類の未来像を描いた、25年ほど前の「マトリックス」という映画がありましたが、まさにそういう時代が訪れつつあるのではないか?と思わせられる事態なのです。

新たな一年度が動き始めたところなのですが、私たちは何としても自ら行動する日々を積み重ねていきたいと思います。信仰の世界も、神様に祈っておいたから、ただダラダラ、ゴロゴロしている…だけでなく、与えられたビジョンを具体化させ、信じた夢を実現させるために、信仰を土台としてしっかりと考え、自ら行動していく毎日でありたいと思います。

楽だから、とただゴロゴロしているのでは、本当の幸せは訪れません。共におられる主キリストと語らいつつ、祈りつつ、本当にあなたらしい毎日を見い出しましょう。考え、工夫し、行動していきましょう。あなたの人生の夢を人任せで終わらせず、しっかりと行動しましょう。