10月18日

霊的栄養失調に陥らない!

万代 栄嗣

奈良公園の鹿ってご存知ですか? そう、周囲に、東大寺や春日大社、興福寺などがあり、国内外の観光客で賑わう、日本有数の観光地ですが、そこにいる1300頭ほどの鹿に、最近、異変が起こっているようなのです。言うまでもなく、新型コロナ・ウィルス感染症の影響で観光客は激減、それに伴って“鹿(しか)煎餅(せんべい)”を買って、餌やりをする人がいなくなり、鹿たちが激ヤセ状態に陥っているのです。
それは大変だ!ということになって大学の先生たちが調査してみると、鹿たちは、これまで通りぐいぐい観光客に近寄って積極的に鹿煎餅をもらおうとしても、そもそも観光客がいない…ということで、公園の奥の山の方で、仕方なく山の草や木の皮を食べるようになり、まだ痩せてはいますが、むしろ健康体になったのだとか。お菓子みたいなものを食べてブクブク太っていたのが、“自然食”に回帰し、すっかり忘れていた“反芻”の習慣も思い出したらしく、むしろ本来の、自然の鹿の姿に戻れて良かったのでは?とのこと。
そんなこんなでコロナ禍の影響があちこちで出ていますが、あなたは大丈夫ですか? 私は、勝手に“Go To チャーチ”キャンペーン!を実施し始めておりまして、“さぁ、日曜日だ!教会に行こう!”と呼びかけています。コロナを理由にずっと“自粛”モードで、いつまでも教会に出かけず家にいるのでは、霊的な栄養状態は大丈夫なのか?と心配になっています。“人はパンだけで生きるのではない(マタイ4:4)”と主キリストが言われたように、私たちにはいつも霊の食物が必要…と、誰もが語っていたと思うのですが、教会に来ず、礼拝にも出ないままで平気な人が増えています。あなたの霊的栄養事情は本当に大丈夫ですか? 礼拝等がライブ配信されているから大丈夫、と多くの牧師先生たちは言うのですが、本当に、通常の礼拝と同様に霊的な祝福は届けられているのでしょうか?
奈良公園の鹿は、コロナ禍が転じて、より自然の鹿らしくなったというのですが、クリスチャンである私たちがコロナ禍を言い訳にして、信仰生活の軸がずれ、主の恵みを忘れ、むしろ救われる以前の、世的な罪や悪の影響に満ちた霊的、精神的栄養ばかりを摂り始めているとしたら、それは要注意。黄色信号? いえ、もう赤信号点滅状態です。“元の罪人”に戻ってはなりません。コロナばかりに目が行き、いつの間にか、霊的栄養失調状態になっていませんように。コロナ禍という深刻な闇が世界を覆っている時にこそ、もっと信仰を働かせましょう。主キリストのみわざを祈り求め、その力強さを体験してまいりましょう。