12月21日
1%のイエス様…ではなくて!

クリスマス、おめでとうございます! 救い主イエス・キリストの豊かな恵みが、あなたの上にも注がれますように。主キリストがご臨在されるクリスマスを…と祈ります。 クリスマスは…、言うまでもなく、救い主イエス・キリストのこの世への到来、人としての誕生を祝う時です。普段、見過ごされがちなのですが、“クリスマス”を簡単にカタカナで終わらせず、きちんと英語でChristmasと綴れば、クリスマスのクリスの部分は、Christ…すなわちクリスト、“キリスト”であることがわかりますし、後半のmasはラテン語に由来する“礼拝”や“祭典”を意味する言葉です。平たく言えば、“キリスト祭り”となるのです。主イエス・キリストが主役であることは間違いありません。
だとすれば、私たちのクリスマスに、果たしてどの程度の主イエス・キリストのご臨在があるでしょうか? 先日、JR博多駅で新幹線の出発までの時間に、駅ビルにある大きな書店に立ち寄ってみました。クリスマスの季節…ということで、クリスマス関連の本を集めたコーナーが、畳2畳分くらいの広さで設けられていました。クリスマス料理の本や、クリスマスの季節の写真集などが、たくさんのクリスマス関連の絵本などと共に並べられていました。ちょっと興味があって、それらの本の内、聖書の語る主イエス・キリストを題材にしたクリスマス本はどれくらいあるか?と数えてみたのですが…約200冊並べられた本の中で、クリスマスの主役である主キリストに関する本は、たったの2冊でした。絵本が一冊、そして、私の子どもの頃にもすでに売られていた、古い体裁の聖書物語…の2冊しかありませんでした。この本屋のクリスマスには、1%のイエス様しかありませんでした。クリスマスツリーもプレゼントも、ケーキやパーティーも結構なのですが、それらは主役である主キリストを引き立てるはずのものたち。主役が輝いていなくては話になりません。最近、コンビニで買って飲んだレモネードは、レモンの爽やかな風味と抹茶の渋みが重ねられていて、そのラベルには“丸ごと搾った檸檬と蜂蜜”とあります。どれだけたっぷりレモン果汁が使われているのだろう?と期待を抱かせるのですが、細かい表記を読めば、果汁は1%だけでした。
私は、1%のキリストでクリスマスを語りたくありません。私たちの弱さや不信仰で、100%の主キリストのご臨在を再現することはできなくても、それに限りなく近い主キリストに共にいて欲しいのです。1%の主キリストなんてはるかに超えて、力強い主キリストがあなたの心に宿ってくださいますように。
