3月29日
“似て非なるもの”に要注意!

先日、旧統一協会(世界平和統一家庭連合)に対する、宗教法人法による解散命令が出されました。宗教法人として認可されている団体は、全国で約18万ほど。
もちろん、神社やお寺、教会など伝統的な宗教に属するものから、最近の新興宗教で素人目にも、こんな怪しげなものを信仰の対象にできるのか?といぶかしがるしかできないものなど、実に多種多様な宗教団体を含んだ数です。その中で、この宗教法人法による解散命令を出されたのは、今回が3例目とのことです。事件から30年ということで近頃も話題に上っていた地下鉄サリン事件などを引き起こしたオウム真理教(1995)と、脅迫や詐欺的手法を用いて過度の霊感商法を展開した明覚寺(2002)、そして、今回の旧統一協会ということになります。
もう40年も50年も、いえ、それ以上ずっと旧統一協会の話題と断続的に向き合ってきた立場からすれば、このたび公の判断が示されたのは有難くも感じるのですが、同時に、旧統一協会は“キリスト教の異端”であって…との理解から、曖昧な判断をする人の中には、“だからキリスト教会も危ないのだ、怪しいのだ…”と考える人もいるかもしれない…ということ。いえいえ、伝統的な聖書の教えに立つキリスト教と、旧統一協会は、全く異なるものだ、としっかりと理解してほしいと思います。
たとえば、私たちの信仰の中心は、ズバリ救い主イエス・キリストです。が、彼らは、自らを再臨のキリストと称した韓国人の文鮮明という故人を救い主と崇めてきました。
彼らも聖書を用いるのですが、それ以上に文鮮明の著した「原理講論」を明らかに重んじています。マインドコントロールの手法での強制的な布教や不可解な集団結婚、壺や仏塔、印鑑や高麗人参茶を高額で売りつける霊感商法…。身分を隠しての珍味売り…。彼らの理屈の中には、悪魔の民である日本人からは騙して、詐欺をして巻き上げたお金でも神の栄光に繋がり、それが神の国である韓国の教団に献げられれば奪われた人にも恵みがある…とか。
とにかく、主キリストの十字架の福音を信じて救われることを軸とする伝統的な教会の教えとは大きく異なるのです。 いくらか似ている部分があるからと言って、だから同じではありません。
時には、全く異質なものよりも、“似て非なるもの”の方が厄介な場合もあるのです。“似て非なるもの”による真理のごまかしではなく、まことの救い主イエス・キリストご自身にしっかりと結びつき、聖書の語る通りの祝福をいただきましょう。主キリストの愛と救いの恵みは、今も変わりません。主キリストの福音の土台にしっかりと立ちましょう。