2月22日


ずっと信じていることの幸い!

 洋服でも買おうか…と立ち寄ったデパートやブティックで、「お似合いですよ!」と声を掛けられたことはありませんか? で、「お似合いです」と言われたあなたの心の中では、しかし、「いや、絶対に似合ってない!」と思って別のものを探したことはないでしょうか? 服を売ることが仕事のお店なのですから、接客業としては「お似合いですよ!」も、まずは覚えなければならない言葉掛けと言えるでしょうが、実は正直でないと言えば、確かに正直ではない場合もあるのでしょう。

 新聞の記事で、静岡のある古着屋さんの話題が取り上げられていました。ユニークな店長さんの方針が行き渡っていて、店頭に並んだ商品を買おうとするお客さんに対して、「本当にずっと着ますか?」とまで問い掛けて購入してもらうのだそうです。店頭に並べられた商品にも「同じようなものがタンスに仕舞い込んでいるのでは?」などのチェック項目が付いているそうで、購入者が安易な気持ちで商品の服を買い、結果、簡単に飽きられたり、捨てられたり、箪笥の肥やしにならないように…という思いが強調されているのです。廃棄される運命の衣類や生地をそのまま生かして、別の服に仕立て直したり、別の小物に生まれ変わらせるリサイクルならぬ“アップサイクル”を受け付ける際も、それよりもまず寸法のお直しをお勧めしたり、修繕すればまだまだ着られる…と提案することが多いのだそうです。とにかく商品を売って儲けよう…という通常の経営方針ではなく、一着でも廃棄される服を失くしたい…という洋服に対する愛が込められたお店の営業方針なのだとか。それで黒字を維持できれば、本当に素敵なことだと思います。

 生まれてから自動的にクリスチャンとして生きている…というのは、私たちの信仰生活のあり方としてはあり得ないこと。でも、パウロがコリントの教会の人々に、“…もしあなたがたがよく考えもしないで信じたのでないなら、私の宣べ伝えたこの福音のことばをしっかりと保っていれば、この福音によって救われるのです。(Ⅰコリント15:2)”と語っていますので、二千年前の教会においても、ノリだけで信じたり、何となく勧められただけで、自分の強い信じ方を吟味せず、ただ洗礼を受けたような人もいたのでしょう。

 あなたも、素直に信じて、ずっと信じるクリスチャンでありますように。単なる衝動買いや、気の迷いや持っていることさえ忘れ去られてしまう箪笥の肥やし状態になっていないことを願います。古びたり、鈍感になることなく、ずっと主キリストを愛し、信じ続ける信仰を確認しておきたいと思います。