キリストにあって世に勝つ者として生きる
ですから、あなたがたは、心を引き締め、身を慎み、イエス・キリストの現われのときあなたがたにもたらされる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。
イエスがキリストであると信じる者はだれでも、神によって生まれたのです。…神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。…神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。御子を持つ者はいのちを持っており、神の御子を持たない者はいのちを持っていません。
春の訪れとともに、新年度の初めであり、今日は聖餐式の聖日です。意識的に信仰を働かせてこの春の恵みを喜ぼうとしないと、ウクライナでの戦争や3年目に入るコロナ禍による自粛生活など、世の中ばかり見てしまって心が暗くなっていきます。私たちは礼拝に出て、世に勝つ力を与えてくださる神様を信じる信仰によって前進してまいりましょう。
どのような状況でも、私たちは神からの祝福を頂き、周りの人々を幸せにできます。その秘訣を学びたいと思います。2022年が始まって以来「シン生活宣言」という事で「新、真、心、信、芯、神、深、親、進」を分かち合ってきました。
実はこの2年、コロナ禍で、他教会や教団での説教の依頼がなくなっていましたが、この3月頃から依頼が入り始めました。私たちの教会でも、4月17日のイースターや29日のスプリング・フェスタ(有志によるバザー)が開催されます。目的は伝道のための献金を生み出すことです。主にある兄弟姉妹と共に喜び合いましょう。83才の海洋冒険家の堀江謙一さんばかりでなく、私たちも、何歳であろうと男であろうと女であろうと、どんな環境にいようと、神様に与えられた人生の可能性を生かしてチャレンジしましょう。
「“シン”生活宣言!キリストと共に歩む毎日」が今年のテーマです。4月に入り、これからの新しい一年間の歩みに、主キリストが共におられるクリスチャンらしい恵みの生活を実体験していくために大切なポイントを4つおさえておきましょう。
1.神により新しく生まれた者として生きる
疲れ、弱さを感じるのは、自分の頑張りだけで生きようとしているからです。救い主イエス・キリストによって新しい命をいただいていることを忘れてはなりません。聖餐式でキリストの御身体と血潮をいただいて、クリスチャンとしての新しい命をもって歩めることを感謝しましょう。
2.神の御言葉を受け入れて歩む!
神を愛する者は、神のご命令を守るのです。人間的なものを拠り所とするのではなく、人々を愛し、受けるより与える方が幸いというお言葉を告白し土台として歩むなら、神のお言葉・ご命令によって約束されている、力強い御業が私たちの上に起こります。
3.世に打ち勝つ勝利の信仰!
私たちは、憐れまれるべき弱弱しい負け犬ではありません。キリストが愛をもって私たちを選び、ご自分の命まで捨てて私たちを救ってくださいました。世の中のどのような権威や力であっても、キリストの力にまさるものは存在しません。ですから、御名によって祈るなら、神のご計画と聖霊の導きによって必ず勝利が与えられます。
4.信じる者に与えられる永遠のいのち!
クリスチャンの言う勝利とは、お金持ちになることや人間関係でうまくいくことや家族が幸せになるという、この世の中での勝利にとどまりません。たとえ死んでも生きる、永遠のいのちの約束がイエス・キリストの十字架の贖いによって与えられていることに感謝しましょう。
聖書は、イエス・キリストから与えられた恵みをあかしするものが3つあると言います。一つ目は「水」。私たちの信仰告白と洗礼の儀式によって清められたこと。二つ目の「血」は、十字架で流されたイエス・キリストの尊い血潮によって罪きよめられたこと。三つ目は、「御霊」。いつ、どこに生きようと、この御霊の働きによって神からの恵みが、私たちのものとされています。このことを感謝しましょう。
5.神の御計画の前進!
パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。