12月29日
守り通したいものがある!
松山での市民チャリティクリスマスやクリスマス合同礼拝はもちろんのこと、全国各地での“メリエスト・クリスマス2024”を無事に終えて、松山の事務局に戻り、今、比較的落ち着いた雰囲気のクリスマス当日、12月25日(水)を迎えて、この原稿を書いています。
私自身が直接メッセージや音楽などを担当させていただく集会は15回ほどだったのですが、振り返るとどの集会にも神様の祝福が注がれており、集まってくださった皆様との価値ある時を過ごせたことを心から感謝しています。
綺麗なイルミネーションや心をウキウキさせるクリスマスキャロルの響きなど…、クリスマスの装いは、今夜を境に、日本の街中からは消えてしまうことになります。街の装いは急速に、年末・お正月モードに切り替えられるのです。これほど急にクリスマスからお正月へと趣を変えてしまうのは、世界中できっと日本だけ。
しかし、松山福音センターでは、クリスマスの喜びの余韻をしっかりと残し、年明けの1月半ばまではしっかりとクリスマス・モードを維持し続けたいと考えています。世の中のお祭りモードと同じ歩調のクリスマスに終わらせず、本当に、主キリストが与えてくださった救いやいのち、喜びや恵みをしっかりと味わいたいからです。そうでなければ、教会でのクリスマスも、世の中のそれと同様に、上っ面だけのイベントに成り果ててしまい、時代の流れと共に過ぎ去ってしまうのでは?と感じてしまうからです。
年末の風物詩も随分と変化してきました。12月半ばの鉄板ネタであった「忠臣蔵」は、恐らく私の世代を最後に消滅します。今や高齢者だけの話題。江戸時代以来、日本人の死生観や道徳心に大きな影響を与えてきた物語が風前の灯。“殿中でござる”も“遅かりし、由良之助”も、ほぼ死語でしょう。
そもそも、最近はテレビの地上波で時代劇そのものを見ることがありません。「遠山の金さん」も「水戸黄門」もチンプンカンプンな若者たちばかりになるはずです。また、ここ数十年、大晦日と言えば「紅白歌合戦」でしたが、最近では不人気が大きな話題となっており、今年は出演者が発表された瞬間から不人気です。時代の変化と言ってしまえばそれまで。
しかし、その変化の中で大切は価値観や情感までなくしてはならないのです。 主キリストの救いは、時代の変化と共に消え去るようのものではありません。時代や社会がどれほど変化しても、主なる神様からの恵みと救いの道は変化せず、何があっても守り通す価値あるものなのです。さぁ、年末年始の日々も主キリストの喜びと力に満たされて、讃美しつつ感謝の日々を過ごしましょう。