キリストの御名によるいやしを体験しよう

使徒の働き3章1節~8節

…生まれつき足のきかない男が…ペテロとヨハネが宮にはいろうとするのを見て、施しを求めた。ペテロは…その男を見つめて、「私たちを見なさい。」と言った。男は何かもらえると思って、ふたりに目を注いだ。すると、ペテロは、「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」と言って、彼の右手を取って立たせた。するとたちまち、彼の足とくるぶしが強くなり、…まっすぐに立ち、歩きだした。そして歩いたり、はねたりしながら、神を賛美しつつ、ふたりといっしょに宮にはいって行った。


2020年のテーマは、「A Season of Blessings!A Day of Salvation! 主キリストによる恵みと救いを実体験しよう!」です。信仰生活は、過去を振り返っていつまでもくよくよしたり、不安や心配を明日に引きずったりする生き方とは違います。私たちは、今という瞬間に、主キリストの恵みを体験していきたいと思います。
イエス・キリストは、神が人となられたお方です。神の御姿の現れであるお方なのに、その栄光を捨てることができないとは考えないで、すべてを捨てて人となり奴隷の姿にまでなってくださいました。そればかりか、私たちの罪をすべて背負って十字架の上で私たちの身代わりとなって死んでくださいました。救い主キリストの愛がどれほど素晴らしいものであるか、もう一度確認し、インマヌエルの主としていつも私たちと共にいてくださり導いてくださるお方であることを、感謝しましょう。
今日は、いやしの礼拝です。イエス様が天に昇られる前の最後の説教であるマルコ16章15~18節には、信じる者にはしるしが伴い、病人に手を置けば病人はいやされる、とあります。私たちがイエス様を信じ、キリストの証人として、主が共におられる人生のすばらしさを実体験して歩むならば、いやしの御業もまた、私たちに現されるのです。
今日読んだ聖書箇所の直前の使徒2章を開くと、聖霊降臨、教会の誕生という出来事を通して、使徒たちにクリスチャンとしての信仰がはっきりと与えられたことが記されています。そして3章は、ペテロとヨハネが生まれつき足の悪い物乞いの男に出会い、イエス・キリストの御名によるいやしを与えて、その男に劇的な変化をもたらすという記事です。主は確かに、信じる者に素晴らしい信仰のしるしをお与えになりました。この箇所で強調されていることは、ペテロやヨハネには何もなかったことです。金銀はなく(6節)、無学で無教養(使徒4章13節)でした。しかし、そんな彼らでも持っていたものが3つあります。

1.イエス・キリストの名

彼らは、お金や肩書、影響力などは何もありませんでした。ですが、イエス・キリストが救い主であり、十字架の贖い主であり、よみがえりの主であることを知っていました。

2.イエス・キリストの名を信じる信仰

彼らは、イエス様の名が、神の恵みをもたらす御名であると受け入れ、信じていました。

3.イエス・キリストと共にいた事実

その彼らがイエス・キリストの御名よって祈れば、聖霊の力によって、生まれつき歩いたことのない男が飛び上がるほどに力強いいやしのしるしが起こりました。今日の礼拝にも、聖霊を通してイエス様は私たちと共にいてくださいます。
救い主が共におられることの恵みや救いの力、いやしの祝福を感謝しましょう。2020年のあなたの歩みの上にも、主イエス・キリストの御名による祝福を願い求めてまいりましょう。恵みが与えられ、救い主であるお方からまさに「救い」と呼ぶのにふさわしく私たちの人生を劇的に変えていただいて、罪の力や悪の呪いからの解放、永遠の命が与えられる喜びを実体験したいと思います。