恵みあふれる人生の旅路を歩もう
創世記12章1節~3節
その後、主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」
2025年も心も身体も元気はつらつとして、家族との時間や職場での人間関係、学校での学びなど、全てが祝福されること、そして、教会の兄弟姉妹たちの交わりにおいて恵まれますようにと祈ります。信仰生活が長くなることで私たちの信仰が古びることなく、マンネリ化、後退することがありませんように。
イエス様は今も生きて働き、その恵みは新鮮です。私たちも、日々新鮮な信仰で歩み、成長、変化、飛躍を体験してまいりましょう。主は私たちの弱さや足りなさをご存じですが、それに甘えず、小さくても自分の信仰の火花を散らしていきましょう!
2025年のテーマは「恵みの震源地!~私の喜びに始まり、人々を潤すいのちへ~(ヨハネ7:38)」。信仰によって私たち自身が喜び、恵まれるのは当然です。
それが大きな祝福となり、私たちの内側にとどまることなく溢れ出、流れ出、大きな恵みの川となって人々を潤すまでに用いられることを願おうではありませんか。自分では一生懸命頑張っているつもりでも、どこかで古びていたり、古いものにこだわりすぎてがんじがらめになっていないか、注意を払って今日のメッセージでも変えられましょう。
聖書に登場する人々の生き様は、私たちの人生の模範であり、信仰生活のモデルです。今日のアブラム(後のアブラハム)の記事から恵みの震源地となるための3つのポイントを確認しましょう。
1.主キリストと共に歩む人生の旅路!
私たちは、アブラムの時代の遊牧民のような生活をしているわけではありませんが、ある意味、私たちの人生も旅路であると考えられます。
私たちの人生は、主キリストと共に歩む旅路であることを確認したいと思います。現状に満足し、安心して留まるのではなく、主が示された新しい目的地へと歩むチャレンジの旅であることを受け止めたいのです。
この一年、私たちはチャレンジし、少しでも成長して周りの人々にも恵みを与えることのできる、恵みの震源地となるべき人生の旅路を歩んでまいりましょう。
2. 主が与えてくださる豊かなスケールの恵み!
私たちは誰もが幸せで恵まれ祝福される人生を願って生きています。しかし、私たちの描く幸せや願いごとが、あまりにも小さすぎるのではありませんか。主は、まだ子どももいない状況のアブラムに、あなたを大いなる国民とする、と言われたのです。これはただ事ではありません。
そして、あなたの名を大いなるものとし、あなたの名が祝福の代名詞となるほど祝福してくださると約束してくださったのです。私たちは無名で小さな者ですが、神様の恵みは大盤振る舞いなのです。
考え方をスケールアップして、神様の豊かな恵みを求めてまいりしょう。
3. 主からの恵みで祝福される周囲の人々!
そして、神はアブラム個人に与えられる恵みの範囲をはるかに超えて、すべての民族が彼によって祝福されると約束されました。
人々に主から頂いた祝福を分け与えることができるのです。私たちクリスチャンは主によって選ばれ、主が歩めと言われた信仰の旅路は、主によって天に召されるその時まで続くのです。
私たちは日々主と共に歩み、恵みの震源地となることができるように周りの人々に主の豊かなスケールの恵みを証ししてまいりましょう。
4. あなたがたのために―“私”のために!
イエス様の誕生は、2000年前の貧しい羊飼いのためだけでなく、現代に生きる“私”のためでもあるのです。
5.イエス・キリストというお方―主キリストの存在!
私たちの求める救いは、どこにあるかわからない宝探しのようなものではなく、明確な場所があります。それは主イエス・キリストと共にあるのです。
6.お生まれになった―人生の歩みの中での事実!
救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。
7.みどりごを見い出す―出会うことのできる主!
イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2000年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。