キリストにある生き方を思い出そう

ペテロの手紙第一3章13節~18節

…たとい義のために苦しむことがあるにしても、それは幸いなことです。彼らの脅かし…によって心を動揺させたりしてはいけません。むしろ、心の中でキリストを主としてあがめなさい。そして、…希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。ただし、優しく、慎み恐れて、また、正しい良心をもって弁明しなさい。…キリストも一度罪のために死なれました。正しい方が悪い人々の身代わりとなったのです。それは、肉においては死に渡され、霊においては生かされて、私たちを神のみもとに導くためでした。


第一聖日、聖餐式礼拝を感謝いたします。今

日、聖餐式礼拝にあたって一番大切したい箇所は、18節の「キリストも一度罪のために死なれました…」のお言葉です。

キリストは私たちと同じ人の姿をとり、この地上を歩まれましたが、私たちのように罪を犯しませんでした。そんな聖いお方にもかかわらず、キリストは私たちの罪を代わりに背負い、十字架にかかってくださいました。

肉体においては死なれましたが、霊において死を打ち破り甦り、それを信じる者を父なる神のみもとへ導く、救い主としての働きを完全に成してくださったのです。

このイエスの救いを信じる信仰をいただくと、イエスの愛に満たされ、それが滲み出て、毎日の生活がクリスチャンらしい生き方へと変えられ、人生の歩み方が変わっていくのです。その具体的な事柄を4つのポイントで確認しましょう。

1.善に熱心に生きる

今、世の中では詐欺、うまい投資話など、人を騙してでもお金儲けをする人が増えています。

しかし、クリスチャンになると、そういうことに違和感を感じ、自然に神が良いとされる善に対して、熱心に生きるようになります。クリスチャンの中には、献金をしたり、誰かを支援したり、身寄りのない子どもを養子に迎えたりする方が非常に多くいます。それは、神の御心に私たちの心が引き寄せられるからです。

偽善者だと批判する人もいますが、自分のやったことで誰かが幸福になるなら、やった方が良いのです。私たちも善なることを一つずつ形にしていきましょう。

2.いつも主をあがめる

私たちクリスチャンは、ピンチが訪れても、すぐにキリストをあがめ、祈ることができます。世の中の人々は、キリストをあがめることがないので、自己中心で利己的な考えをしています。

有名なタイタニック号沈没の時、人数分の救命ボートがないことがわかると、最後まで皆を励ますために讃美歌を演奏し続けた楽団員や、女性や子どもたちにボートを譲った多くのクリスチャンの実話が残っています。

そのように、クリスチャンは、自分が損になっても人が幸福になれば良いと思うことができる、不思議な感覚を持っています。自分がピンチであってもキリストをあがめることができることに感謝したいと思います。

3.希望や救いについて証しする

信仰生活が良くわからない人から、クリスチャンの信仰とは? なぜ教会に行っているの? と質問された時のために、弁明できるよう答えを用意しておきましょう。

「神様を信じることによって、悩んだり、人を責めたり、恨んだりする今までの生き方が変えられ、人生に対して前向きになりました」と素直に、キリストを堂々と弁明し、証ししようではありませんか。

4.優しさ、慎み、良心のある生き方をする

控えめで、慎み深く、周りの皆を立たせてあげるような、神様に喜ばれる生き方を心がけていこうではありませんか。

人を騙したり、言葉で傷つけたりすることが多い世の中で、私たちは幸せを届ける者でありたい。

イエス様の十字架の愛で救われていることに感謝し、あなたがクリスチャンであることで、あなたの家族、友人、職場の仲間が幸せになりますようにと祈りましょう。日々の生活の中で、その恵みを形にしていこうではありませんか!

5.祈り続けて諦めない!

豊かな夢、目標の実現のために、大勝利が与えられるまでどこまでも祈り続け、実現を信じて行動して諦めないことです。神を信じる者にはどれほど素晴らしいことが実現するでしょうか。

この5つを一つにまとめて実行するなら、神が共におられて神の勝利を体験することができます。信仰を働かせて新しい時代を切り開きましょう。途中で挫折しても構わないので、とにかく始めましょう。

私は、2026年に開催される愛と希望の祭典・四国の実行委員長を引き受けました。私たちは、この教会だけでなく、四国中の教会の伝道と、リバイバルのために動き出します。私たちみんなで新しいことに挑戦し、新時代を切り開きましょう。

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