救い主が与える永遠のいのち

ヨハネの福音書10章27節~30節

わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。わたしと父とは一つです。」


今日は合同記念会礼拝です。すでに天に召された愛する兄弟姉妹たちをしのぶ中で、私たち一人ひとりに与えられた命の尊さやその意味の深さを振り返り、人智を越えた神のご計画の深さ、広さに感謝したいと思います。

地球上での生命が誕生して以来、私たちの命は一瞬たりとも途切れることなく脈々と受け継がれてきた不思議を思います。そこには神様の恵みしかありません。かけがえのない人生の先輩方と巡り合い、信仰を分かち合い、共に伝道し、賛美し、奉仕し、祈り、交わりを与えてくださった神の恵みを感謝しましょう。

その方々が既に神の御許にあって、死も涙も別れもない永遠のいのちを与えられているのです。彼らの信仰、生きざまに倣い、天国でまた必ずお会いしたいと思います。

ヨハネの福音書の中でイエス様はしばしば、私たちの命が地上だけではなく、死の向こう側にある永遠のいのちにまでつながっており、そのことを本当に大切に受け止めるようにと繰り返し語っておられます。今日の聖書の箇所から、永遠のいのちの希望をいただくための3つの段階を考えます。

1.神からの語りかけ、声がけを聞く

イエスご自身が、「わたしは、良い牧者(羊飼い)です」(ヨハネ10:11)とおっしゃいました。愚かで弱く迷いやすい羊たちでも、羊飼いの声は聞き分けて安全を保ちます。

私たちも羊の一匹として、悪魔のささやきではなく、神の声を聞き分けるための心の耳、霊の耳はちゃんと開いているでしょうか。

祈りが足りないのではないか、愛しているか、と語っておられる神からの声は聞こえていますか。この礼拝中も、きっとあなたに語りかけていらっしゃると思います。

2.救い主イエス・キリストを信じ受け入れる

27節に、「わたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます」とありますが、イエス様についていくとは、弟子たちのようにすべてを捨てて信じてついていくことです。

イエス様の御声を聞くことは、信じることに繋がるのです。聞くこと=信じることに結びつくべきです。

天に召された兄弟姉妹のことを振り返る時に、単なる宗教やボランティア精神ではなく、イエス・キリストを救い主と信じる信仰があり、イエス様を心から愛し、御心にかなうように生きていた人々であったことを思い出しましょう。

3.永遠のいのちを受け入れる

現代に生きる私たちは、いろいろなことに配慮し忙しく毎日を送っていますが、忘れてはいけないことは、キリストが与えてくださった永遠のいのちをシンプルに受け入れることです。

聖書が教えるように私たちの魂は永遠に続くのです。それを地獄で送るか、魂の幸い、霊の平安を得る天国にいるか、大きな違いです。地上での命を終える時に、もう一度、皆さんと天国で必ずお会いします。

クリスチャンとしての私たちは、目先のことしか見ない生き方ではなく、心から永遠のいのちを信じて生きましょう。

主イエスは28節で、「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません」と言われました。

一見弱くてもろいように見えながらも、この約束を受け止め、永遠のいのちを信じて、価値あるゆるぎない人生を生きていきましょう。

4.私の主!私の神!という信仰

トマスは、「私の主、私の神」と答えましたが、イエスは、「見たから信じるより、見ないで神の御言葉や人々の証言を聞いて信じる方が良い」と言われました。

この世には、自分中心、お金儲けが全て、死んだら終わりで今を楽もうという情報が溢れていますが、それは事実ではありません。

聖書は、人は一度死ぬことと、その後、神の前に立つことが決まっていると書かれています。

人生の情報戦の選択を間違わず、変わらない神の言葉に耳を傾けて、十字架と復活のイエスと共に生きましょう。

5.神の御計画の前進!

パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。

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