主が望まれる信仰

マルコの福音書5章25節~34節

十二年の間長血をわずらっている女が…イエスのことを耳にして、群衆の中に紛れ込み、うしろから、イエスの着物にさわった。「お着物にさわることでもできれば、きっと直る。」と考えていたからである。すると、すぐに、血の源がかれて、ひどい痛みが直ったことを、からだに感じた。…女は恐れおののき、…イエスの前に出てひれ伏し、イエスに真実を余すところなく打ち明けた。そこで、イエスは彼女にこう言われた。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して帰りなさい。病気にかからず、すこやかでいなさい。」


コロナウイルスの影響による自粛生活が、もう2年間も続いています。私たちの心は委縮してしまい、本来の豊かさや躍動感を失ってはいないでしょうか。

今年のテーマの土台となる御言葉は「…新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れなければなりません(ルカ5:37-38)」です。新しいぶどう酒は、どんどん熟成していく中でガスが発生します。そのため、古くて硬い革袋に入れていては革袋が破裂し、ぶどう酒も革袋もダメになってしまうのです。

柔軟性のある新しい革袋に入れておけば、ぶどう酒の熟成に伴って膨張しても破れません。神様からいただく恵みには、新しいぶどう酒のように様々な可能性や豊かさ、熟成して味わいが増すような祝福があります。

イエス様は、その恵みを受けとめるためには新しい革袋のような信仰の器を用意すべきことを教えています。

この御言葉を土台として掲げた2022年のテーマは、「“シン”生活宣言!…主キリストと共に歩む毎日!」です。神様が期待されている、あなたらしい生活を取り戻しましょう。

“シン”がなぜ片仮名であるかというと、それぞれあなたに必要な“シン”生活があるはずだと思うからです。新、真、信、伸、芯、神、深、進、慎、賑…。これらの“シン”のどれかを、あなたの目標にしませんか。元気を失って委縮した信仰を、本来の信仰に復活させましょう。

今日はいやしの礼拝です。本日の箇所(マルコ5:25-34)では、12年間長血を患った女性の物語が記されています。

この女性は、偽りの医学情報や悪徳医者によって一文無しになってしまいました。その彼女がイエス様と出会い、たちどころに癒されたのです。

注目すべきは、「あなたの信仰があなたを直したのです(34節)」というイエス様のお言葉です。イエス様は、「あなたの信仰の器が立派だったから、癒されて救われたのだよ」と認めてくださいました。

この女性の姿は、私たちが今年“シン”生活宣言をして信仰者としてあるべき姿を象徴しています。彼女の信仰には、3つの要点がありました。

1.神様によって信仰の思いが与えられる

この女性は、イエス様のことを知った時に、神の恵みの約束を思い出したのです。それは、「イエス様の着物にでも触れることができれば、きっと治る」という、良い考えでした。信仰の芽生えとも言えるすばらしい考えが神様から与えられました。

2.信仰の思いに従って行動する

信仰は、ただ理屈を考えていることではありません。行動が必要です。彼女は12年間も病に苦しみ、お金もなくて痩せていたかもしれません。ふらふらになりながらも、群衆に紛れてなんとかイエス様に手を伸ばしました。与えられた信仰の考えを、実際に行動に移したのです。

3.信仰をもってイエス様に触れる

群衆の中で、多くの人がもみくちゃになってイエス様に触っていたことでしょう。ですが、イエス様は「だれがわたしの着物にさわったのですか(マルコ5:30)」とおっしゃいました。唯一信仰を持ってイエス様に触れたこの女性は、他の人々とは明らかに違ったのでした。私たちは、やみくもに行動するのではなく、救い主であるイエス様に信仰を働かせて行動する者となりましょう。

4.とてつもない恵み・神の愛

誰かから本当に愛してもらう、命まで捨ててくれるほど愛してくれる、そういう愛と出会うのは本当に難しいものです。けれど神は、私たちを愛してくださいました。天地宇宙を創られた神が、私たちを愛してくださっているのです。

ヨハネ3:16には「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」とあります。神があなたのことを愛してくださったのです。このとてつもない恵みに感謝しましょう。イエスの十字架の恵みの凄みを感謝して、この聖餐式に与(あずか)りましょう。

5.集まり続けよう

初代教会が誕生してから、何十年も経って書かれたヘブル書は、教会に宛てた書簡です。

その10章25節に「いっしょに集まることをやめたりしないで」とあるように、何十年も教会に通ったから、もういいのではなく、むしろ集まり続け、聖霊の力で満たされ、互いに励まし合い、主によって祝福されましょう。

教会の生命線は集まりにあります。この夏、共に集まる価値を頂いて前進しようではありませんか!

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