全てを超越しておられる主
…男たちが、中風をわずらっている人を、床のままで運んで来た。そして、…屋上に上って屋根の瓦をはがし、そこから彼の寝床を、…イエスの前に、つり降ろした。彼らの信仰を見て、イエスは「友よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。ところが、律法学者、パリサイ人たちは、理屈を言い始めた。「神をけがすことを言うこの人は、いったい何者だ。神のほかに、だれが罪を赦すことができよう。」…イエスは、彼らに言われた。「…『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。…
昨日は午後2時と6時、2回にわたって本町会館にて行われた松山市民チャリティークリスマスに幅広い年齢層の方が集ってくださり、大変恵まれた時間をたくさんの方々と分かち合うことができました。
多くの兄弟姉妹方が、見えないところでも様々な形で、早朝から夜遅くまでご奉仕に参加してくださり、皆さんとこのチャリティークリスマスを作り上げることができたことを心から喜び感謝しています。主が皆さんを労ってくださることと信じお祈りしています。
神のひとり子であられるイエス様が人となってこの世に来られ、この世に救いや恵みや喜び、祝福を満たしてくださっていることを喜びたいと思います。私たちは神が働かれるこの喜びに満ちたクリスマスを過ごすことができることを感謝したいと思います。
今日の聖書箇所から、平面的で行き場のない人間の世界に、上から降って来られたイエスが、神の力を現してくださることを3つのポイントで確認し、その恵みを喜びたいと思います。
1.人々の理屈を見抜き超越しておられた
イエス様は友人に連れて来られた中風を患っている男性に対し、病気のことには一切触れず、いきなり、「友よ。あなたの罪は赦されました。(20節)」と宣言しました。この宣言を聞いていた人々は驚き、とたんにその場がざわめいたのです。
パリサイ人や律法学者たちは、罪を赦すなんて神にしか言えないことで、人間が言うべきことではない。なんて不謹慎なことを言うのか!と衝撃を受けたのです。
イエス様は、ざわついた理由が人々の理屈であることも見抜いておられました。罪が赦されたと言うのと、起きて歩けと言うのとどちらがやさしいのか。
神にはどちらも可能なのだ。言ったことが実現することをわからせるために、イエスが、「歩け」と言ったとたんに、癒されたのです。
周りの人は驚愕して神を崇め、律法学者たちは、このイエスとは何者かと、恐怖を抱いたのです。人間の力の限界や理屈でがんじがらめになっている人間の世界に、神の力を持ったイエスが人となられて上から降られたことを喜びましょう。
2.罪の赦しと病の癒しの権威を持っている
イエス様は「『あなたの罪は赦された』と言うのと『起きて歩け』と言うのと、どちらがやさしいか。(23節)」と語ります。
イエス様は100%の癒し主、救い主でおられる方ですから、私たちを罪から解放し、癒してくださることを覚え感謝したいと思います。イエス様は神様ですから、どちらも簡単に成すことができるのです。イエスの臨在には神の力が満ちあふれ、万能の力を持っておられたのです。このイエスを信じることができることを感謝しましょう。
3.最初から人間をはるかに超越した救い主
死刑に人々はみなひどく驚き、神を崇め、恐れに満たされて、「私たちは、きょう、驚くべきことを見た。(26節)」と語ります。
イエス様に癒された男性は自分の身に起こった癒しを通して神を崇めずにおられなかったし、見物人たちも腰を抜かすほどの神の奇跡を体験し、反対者は恐怖に襲われました。
私たちはこの神のすさまじい出来事を事実として受け止めましょう。イエス様は、主の御力をもって病気を直しておられたとあります。今日、私たちは罪からの解放と癒しを体験させてくださいと祈り求めましょう。
4.とてつもない恵み・神の愛
誰かから本当に愛してもらう、命まで捨ててくれるほど愛してくれる、そういう愛と出会うのは本当に難しいものです。けれど神は、私たちを愛してくださいました。天地宇宙を創られた神が、私たちを愛してくださっているのです。
ヨハネ3:16には「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された」とあります。神があなたのことを愛してくださったのです。このとてつもない恵みに感謝しましょう。イエスの十字架の恵みの凄みを感謝して、この聖餐式に与(あずか)りましょう。
5.集まり続けよう
初代教会が誕生してから、何十年も経って書かれたヘブル書は、教会に宛てた書簡です。
その10章25節に「いっしょに集まることをやめたりしないで」とあるように、何十年も教会に通ったから、もういいのではなく、むしろ集まり続け、聖霊の力で満たされ、互いに励まし合い、主によって祝福されましょう。
教会の生命線は集まりにあります。この夏、共に集まる価値を頂いて前進しようではありませんか!