思い出すべき3つの事実
ペテロの手紙第一 1章8節~9節、18節~21節
あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、…ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。これは、信仰の結果である、たましいの救いを得ているからです。
ご承知のように、あなたがたが…贖い出されたのは…傷もなく汚れもない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。…あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。
毎年この時期に松山福音センターで開催される躍動感あふれるバザーが、コロナ感染症の拡大に伴って4月の開催は中止となりました。
制約や注意が多い世の中になっていますが、困難の中でこそ信仰は鍛えられます。普段以上に祈り、イエス様からの恵みを求めてまいりましょう。
このゴールデンウイークの間、あなたの身体もたましいもリフレッシュされ、元気が与えられますように。聖書通読が思うように進んでない方は、この時間を使って聖書を読んでみましょう。
私たちがイエス様と共に歩むとき、生活のすべてにイエス様が恵みを現してくださいます。疲れや病気がある方は、「わたしは主、あなたをいやす者である(出エジプト15:26)」と言ってくださるイエス様のいやしを求めて祈りましょう。
仕事や経済に不安がある方は、神がすべてのことに満ち足らせて必要なものを与えてくださることを信じて祈りましょう。人間関係に問題を抱えている方は、神様が私たちの内に惜しみなく与えてくださる愛をいただき、その愛が私たちから人々へ流れ出すように心から願いましょう。私たちの人生のすべての面において、イエス様の恵みは行き渡るのです。
今日は、聖餐式です。十字架の恵みで私たちの罪は清められ、神の子として永遠の命と聖霊の恵みまでいただきました。クリスチャンである私たちが思い出すべき3つの事実を確認しましょう。
1.たましいの救いが与えられている事実
私たちは生活の忙しさや心配事を抱える中で、救われている喜びを忘れてしまってはいないでしょうか。私たちは既にクリスチャンであり、たましいの平安と救いが与えられている者です。
クリスチャンとされている喜びをもう一度よみがえらせましょう。
2.十字架によって贖われた事実
私たちには、たましいの救いを得ていることが事実であると宣言できる根拠があります。それは、イエス様が十字架によって私たちを贖ってくださったということです。
私たちが学びや悟りによって聖書を理解するよりも先に、神の御子であるイエス様は十字架の上で罪を贖うために死んでくださいました。あなたは、代金が支払われた商品を受け取らずに帰るなんてことをしますか? イエス様は、私たちを救う代価としてご自分の命を既に支払ってくれています。
この贖いが、今も歴史的事実として存在していることを喜びましょう。
3.救いは神のご計画によるという事実
私たちは、天地宇宙が創造される前から神様に選ばれ、愛されている存在です。そして、私たちがイエス様に出会って救われることもはじめから計画されていました。
神様の深いご計画の中で、私たちの人生には神様の愛が満ちていることを感謝します。
今、コロナの克服方法について答えを知っている人は誰もいません。人間の知恵では、この世の中は分からないことばかりです。
しかし、私たちには分かっている事実があります。私たちにはたましいの救いが与えられており、十字架の御業は既に完成しています。そして、私たちが神様によって選ばれているということは揺るぎない事実なのです。
さあ、私たちはクリスチャンとして力強く前進しましょう。
4.神の愛が常に注がれている
誰もが愛を求めますが、愛は見つからず、誰にも愛されないと嘆く人もいます。
しかし聖書は、「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです(Ⅰヨハネ4:9)」と語り、救い主イエス・キリストによって現され事実となった愛が、ここに存在すると断言しています。
人の愛が不確かで弱いことを感じますが、私たちの人生の道には、神の愛があります。
「私の人生は、あなたの御前にあります。私の人生の全てが、神と共にあります」と告白し、信仰の一本道をしっかりと歩み続けましょう。神の愛と恵みは、あなたに注がれています。