へりくだりをもって見上げる十字架
歴代誌第二7章11節~22節
こうしてソロモンは、…すべてのことをみごとに実現した。すると、主が夜ソロモンに現われ、彼に仰せられた。「わたしはあなたの祈りを聞いた。また、わたしのために、この所をいけにえをささげる宮として選んだ。もし、わたしが…民に対して疫病を送った場合、…わたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、…その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。…わたしは、…この宮を選んで聖別した。わたしの目とわたしの心は、いつもそこにある。…
世の中は、新型コロナウイルス感染症の影響で、不安が尽きない状況です。今、私たちは、第二次世界大戦以降最大級の問題に向き合っていると言われています。逆境やピンチの時こそ、イエス様に根差した信仰を働かせましょう。クリスチャンとしてどう向き合うか、心の帯を締め直してまいりましょう。
今日は、ご報告があります。毎年恒例の4月29日のバザーは、秋以降に延期することを決めました。バザーは単なるイベントではなく、地域の方や教会員の親族の方たちへの伝道の場として行われてきました。感染症が終息した後、皆さんが落ち着いて集えるようにしたいと思います。またバザーは、海外伝道や放送伝道のための献金を生み出してきました。伝道のための必要が満たされるように、お祈りください。
教会では、礼拝や集会を今まで通り行いますが、みんなが安心して礼拝ができるように環境を整えていきます。感染力の強いコロナウイルスですから、注意していても、どこの誰が罹るかわかりません。罹った人たちを差別したり排除したりしないよう、十分に気を付けましょう。信仰者として愛と祈りをもって立ち向かっていただきたいと思います。
さて、この一週間は、イエス様の十字架とよみがえりを記念するイースターの大切な一週間です。私たちのために命まで捨てられた救い主イエス様の愛を知って、素直にへりくだりたいと思います。今日読んだ箇所には、イスラエル民族の悲願であった神殿の建築をソロモンが実現させたという素晴らしい出来事の後で神様がソロモンに語られた厳しい御言葉が記されています。ここから、現在のコロナショックの渦中にいる私たちが学ぶことは何でしょう。
1.神様からの警告を受け止める
色々なことがある人生の歩みの中で、好調な時であっても調子に乗り過ぎて神様から目を離したりせず、常に信仰に目覚めて神様からの警告を受け取り、心を落ち着けたいと思います。
2.神様とのつながりを大切にする
ただ家に閉じこもって、ゴロゴロしてテレビを見たりするばかりではなく、神様の前に信仰の軸を確かなものとし、神様を礼拝する場、祈る場にきちんと着きたいと思います。普段以上に祈り、聖書を読み、神様とのつながりを求める者になりましょう。
3.自らへりくだる者になる
主の御前にへりくだることは、クリスチャンの基本姿勢であり、原点です。神の御子であるイエス様が、罪深い私たちのために命まで捨てられました。こんな私を赦してくださいと、へりくだる者でありたいと思います。へりくだった素直な心ほど、神様に喜ばれるものはありません。
4.主の恵みを見上げて感謝する
主は、必ず災いから私たちを守り、この地をいやし、祝福をお与えくださいます。神様からの恵みをしっかり受け止め、感謝しましょう。
この一週間は、受難週です。私たちの罪のために、イエス様はどれほど苦しまれたことでしょうか。このことを私たちは忘れず、どんな試練困難の中にあっても主の御前にへりくだる者となりましょう。