大祭司キリストの恵み

ヘブル人への手紙7章24節~25節

しかし、キリストは永遠に存在されるのであって、変わることのない祭司の務めを持っておられます。したがって、ご自分によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。


この一週間、感謝すべき事柄について神に感謝しましたか? 素敵な神からの恵みがあったはずなのに、それを感謝しないまま終わってしまうことがありませんように。私もこの一週間を振り返ると、大きな恵みがありました。11月11日~13日に、アンデレ宣教神学院の同窓会、ホームカミングが行われました。出席者全員で分かち合いをしたのですが、全員がとても恵まれ、祝福されたのです。アンデレ宣教神学校は1987年に発足しました。卒業された方々の伝道を通して人々が救われ、永遠の命に導かれる人々が30年にわたり生み出されていることを心から感謝して、神に祈りました。
もし一週間を振り返ってさほど大きな出来事がなかったという方がいらしたとしても、今日この礼拝に集っている私たちは、クリスチャンとして忘れてはいけない、大きな恵みを頂いていることを一緒に感謝したいと思います。それは、主イエスによって与えられる恵みです。イエス様は、十字架で私たちの罪を背負って身代わりに死んでくださったことで、私たちに永遠の命を与えてくださいました。このイエス様が、永遠の大祭司として私たちの罪を贖い、神様の恵みの世界へと私たちを招き入れてくださっていることを、心から感謝しましょう! 救い主であるイエス様が、あなたと共におられます。今日の聖書箇所から、特に2つのことを確認しておきたいと思います。

1.永遠の大祭司主キリストがおられる

旧約聖書の律法によれば、大祭司はたった一人です。大祭司だけが神の臨在に触れることができ、神の御前に立って生け贄を献げ、民の罪の執りなしをしたのでした。しかしイエス様は単なる大祭司ではなく、神の御子としてご自分の命を私たちの罪の贖いのために捧げることにより、私たちを救ってくださいました。人の業では、毎年生け贄が必要でしたが、律法の時代が終わって福音が宣言される御言葉の時代になると、神は御子キリストを大祭司として立ててくださり、御子キリストがご自分の命を捧げることによって十字架の死が決定的なものになり、全ての者の罪が永遠に赦されるという、この永遠の大祭司としての御業が成し遂げられたのです。今日も、大祭司であるイエス様が私たちの執りなし手となって神の恵みへと結びつけてくださっていることを心から感謝しましょう!

2.私たちは完全に救われる

イエス様は、私たち全員を完全に救うことがおできになり、いつも生きて働いておられるのです。永遠の大祭司であるイエス様は、今日、今、ここでも私たちを救い、恵みを与えることのできるお方です。このイエス様の救いの恵みを、今日私たちは確かに頂こうではありませんか! イエス様は、全ての人にとっての救い主です。このお方の救いが、今、人々に与えられることを信じてまいりましょう。ましょう。