聖霊の約束を受け力を着せていただこう

ルカの福音書24章45節~49節

そこで、イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、こう言われた。「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」


先日のバザーやアンデレ宣教神学院の卒業式をきっかけに、区切り目やけじめを大切にし、新たな歩みを進めていかなくてはいけないことを思わされました

私たちの人生の流れの中に、神様の御手の業は働きます。その神の業が歴史となって積み重ねられ、大きなストーリーが描かれてきました。私たちも、その価値ある物語の中を生きていることを感謝しましょう。

そして、今日はペンテコステの聖日です。この日を区切り目として、私たちは次の恵みの段階へと歩みを進めたいのです。イエス様は、救いの業を完全に成就するために、聖霊を与えてくださいました。この聖霊に満たされることにより、弱かった弟子たちが変えられ、イエス様のことを力強く証しするようになり、その福音は全世界に広がり、日本に住む私たちもその恵みに与ることができているのです。

ですから、今日はもう一度、イエス・キリストの物語に自分をあてはめて、自分の信仰生活にメリハリや力強いけじめを体験することで、次の恵みの段階へと前進してまいりましょう!

今日の聖書箇所は、聖霊の力による教会の時代の始まりです。そのことを受けて、自分自身の信仰のメリハリの種とし、神様の御業によって歴史が動く、その区切り目を受け止めてまいりましょう。3つのポイントを押さえておきましょう。

1.神から与えられる特別な恵みがある!

イエス様は、救い主である御子イエス・キリストが十字架と復活を完成した後に与えられる、特別なものが用意されているのだと語られました。

使徒1章4節~5節にも記されているように、イエス様が救いを成就した後、天の父なる神様からの約束のもの、素晴らしい恵みが用意されていることを知りましょう。人間の力を超えた神の霊による特別な恵みが与えられることを受け止めておきましょう。

2.あなたにも与えられる聖霊の力がある!

使徒の働き2章1節~4節では、120名ほど集まっていた弟子たち全員に聖霊が与えられました。特別な恵みは、キリストの十字架と復活を信じた人全員に注がれるのです。

私たちは神の業の傍観者になるのではなく、神様の働きに自らが飛び込んでいく者でありたいと思います。聖書の約束は傍観者を生み出しません。神様は常に一対一であなたと向き合ってくださいます。恵みの流れの中に共に飛び込みましょう。

3.あなたも特別な「力」を体験できる!

使徒2章38節、39節で、ペテロは、悔い改めて、洗礼を受けるならば、賜物として必ず聖霊が与えられると語っています。聖霊降臨から2000年の隔たりがあり、イスラエルから何千キロも離れた場所にいる私たちです。しかし、そういった時や場所の隔たりに関係なく、神様が召してくださった者には、この恵みが注がれるのです。聖霊は、どんな物理的な隔たりによっても妨げられることはありません。そして、ペテロたちが体験したような、しるし、不思議、力ある業、癒しの奇蹟のような、特別な力をいただくことができます。今日、私たちも癒しを求めて祈りますが、それは私たちの集中力や能力によるのではなく、聖霊によってもたらされます。神の霊を頂いて奇跡を体験しようではありませんか!

4.主を心の中に受け入れ、新しくされよう!

主キリストを心の中に受け入れて新しくされ、喜びに満たされる者、救われる者になりましょう。

私たちこそイエス様の力によって変えられたいのです。自分の思いや理屈や頑張りではなく、イエス様が共におられるから、どんなに弱い私であっても大丈夫です。イエス様によって守られ導かれていることを感謝し、新しくされていきましょう。

30年前、父が召された時、恒雄牧師を通して始められた全ての働きを、一つも諦めず、守らせてくださいと祈りました。その祈りを主は守り、新しい働きも始めさせてくださいました。しかし、一つの時代が過ぎ、新しい奇跡の2年が始まりました。全員でもう一度原点に立ち返り、力強く伝道しましょう。

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