キリストの救いの原点に立ち返ろう
ヨハネの黙示録3章14節~22節
…あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう。…あなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精練された金をわたしから買いなさい。また、あなたの裸の恥を現わさないために着る白い衣を買いなさい。また、目が見えるようになるため、目に塗る目薬を買いなさい。わたしは、愛する者をしかったり、懲らしめたりする。だから、熱心になって、悔い改めなさい。…だれでも、わたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしは、彼のところにはいって、彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。…
5月9日は、松山福音センターの創立牧師である万代恒雄師の昇天日、1994年に召天し今年30周年を迎え、記念会を行いました。
恒雄師の信仰は、福音センターの信仰の土台です。
彼の献身者としての生涯を貫いた御言葉は、ヨハネの黙示録2:10「死に至るまで忠実であれ」でした。主から与えられるだけでなく、最期の死の瞬間まで信仰を持ち続け、主に命を差し出すほどの覚悟と忠実さを持つ信仰に倣いたいと思います。私たちの中途半端な信仰を叱咤激励し、イエス様によって勝利者とならせていただこうではありませんか。
そもそも福音とは神からの良い知らせです。イエスを信じ受け入れるなら、負け犬でも勝利者に変えることのできる、すさまじい力を持つ神からの福音です。
今日の聖書箇所は、なまぬるい現代の教会や私たちの心の状態が語られているとも言われます。私たちの信仰が、常に熱く、主に受け入れられるものとなるための4つのことを押さえておきましょう。
自分の力だけで上手くやっていけると思うことは傲慢です。神様の目から見ると、私たちは不純物でいっぱいです。
ここに、不完全で弱くて、いい加減な私たちが変えられるために、精錬された金、白い衣、目薬を買いなさいと比喩的に表現された、イエスの救いを手に入れなさいと勧められています。
私こそがイエスの救いが必要なのです。パウロと同じように正しい自己認識を持ち神の救いを求めましょう。
2.自分の足りなさ、至らなさを悔い改めよう!
人を叱ることがハラスメントとしてとらえられてしまう時代、成長のない、いい加減で罪深く、足りない状態のまま、開き直って生きてしまうことに恐ろしさを感じます。
しかし、主は私たちの成長のために叱ってくださいます。悔い改めることができるのは、クリスチャンの最大の恵みです。
私たちクリスチャンは、神様の前に自らの足りなさや至らなさを認めて、罪を悔い改める者となりましょう。
3.心の戸の外におられる主を知ろう!
私たちの心の戸のすぐ外におられ、その戸をたたき続けておられるイエス様の存在を知りましょう。
主は常に私たちの傍におられ、イエス様の方から私たちに近づいて来てくださり、私たちの罪を身代わりに背負い、十字架にかかられて死んでくださったのです。
そのように私たちに向き合うイエス様が傍におられることを素直に認めましょう。
4.主を心の中に受け入れ、新しくされよう!
主キリストを心の中に受け入れて新しくされ、喜びに満たされる者、救われる者になりましょう。
私たちこそイエス様の力によって変えられたいのです。自分の思いや理屈や頑張りではなく、イエス様が共におられるから、どんなに弱い私であっても大丈夫です。イエス様によって守られ導かれていることを感謝し、新しくされていきましょう。
30年前、父が召された時、恒雄牧師を通して始められた全ての働きを、一つも諦めず、守らせてくださいと祈りました。その祈りを主は守り、新しい働きも始めさせてくださいました。しかし、一つの時代が過ぎ、新しい奇跡の2年が始まりました。全員でもう一度原点に立ち返り、力強く伝道しましょう。