世の光として日々を歩もう

ピリピ人への手紙2章12節~16節

…愛する人たち、いつも従順であったように、私がいるときだけでなく、私のいない今はなおさら、恐れおののいて自分の救いを達成してください。神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行ないなさい。それは、あなたがたが、非難されるところのない純真な者となり、また、曲がった邪悪な世代の中にあって傷のない神の子どもとなり、いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。…


安倍元総理襲撃事件の背景にある、カルト集団統一協会の実態が連日メディアに取り上げられています。あのオウム事件の時のように、日本人の心に宗教に関わらない方が良いというメッセージが流布されそうで心配です。

祈りの中で、神様は私に不安に揺れるこの日本に、世の光として輝きなさいと語ってくださいました。

ピリピ人への手紙は、パウロが投獄されている時、ピリピの教会に宛てて書いた手紙で、獄中書簡、喜びの書簡とも言われています。

ピリピの教会は紫布商人ルデヤや看守が救われた教会です。パウロは、いつも主にあって喜び、感謝し、私がいない今は、なおさら自分の救いの達成に努めなさいと励ましています。

さらにパウロは続けます。「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです」。

私の大好きな御言葉です。神を信じて生きると、夢やビジョンが与えられ、目標に向かって前進できる人生が与えられます。だから、日々すべてのことをつぶやかず、疑わずに行いなさいと語っています。今日はクリスチャンらしい生き方を3つ確認します。

1.純真な者として生きよう

パウロは非難されるところのない純真な者として生きなさいと語ります。純真とは心の中に影、嘘、ごまかしのないことです。私たちは自分に都合が悪いと、ごまかしたり、嘘をついたり、作り笑顔や口先だけの言葉で終わらせたりします。

しかし、聖書は改めて純真な者となりなさいと言うのです。何才になっても心の中を探り、神の御言葉によって、もっと素直に、もっとシンプルに、もっと正直に、純真さを取り戻す必要があります。

人に良くしてもらったら素直に有難うと人の愛に感動し、周りの人のためにも、心から祈る者になろうではありませんか。悪賢さにはストップをかけ、イエス様に喜ばれる純真な者とさせていただきましょう。

2.神の子どもであることを喜ぼう

ここにあるように、世の中は邪悪で曲がっています。そういうものに取り囲まれても傷のない神の子どもとして歩むとはどういうことでしょう。

それは、救い主イエス様と出会うことです。イエス様は、私たちでは取り除くことのできない罪、嘘、心の汚れを十字架の血潮で取り除いてくれました。人間は死んでも生まれ変わることはできませんが、イエス・キリストを信じるならば、古い私、罪深い私は死んで、新しく生まれ変わり神の子どもとして生きることができるのです。

この邪悪な時代に、神の子どもとして生かされていることを感謝しましょう。

3.世の光として歩もう

世の光とは、闇の中を照らす灯台のように、自分だけでなく、だれかの幸福のためにも歩もうということです。

イエスを見上げ、いつも喜び、絶えず祈り、感謝しているあなたは、いつの間にか、みんなの励ましになっています。

先日、facebookを通して、万代先生のお話で献身を決意し、今は牧師になりましたという喜びのご報告を頂き感謝しました。メッセージを語らせていただいていることが、神様からの光となり、それが世の光となり、誰かの人生を良い方向に変えていき、感謝だと思います。

地の塩、世の光となって、人々のためにも歩んでまいりましょう。

4.私の主!私の神!という信仰

トマスは、「私の主、私の神」と答えましたが、イエスは、「見たから信じるより、見ないで神の御言葉や人々の証言を聞いて信じる方が良い」と言われました。

この世には、自分中心、お金儲けが全て、死んだら終わりで今を楽もうという情報が溢れていますが、それは事実ではありません。

聖書は、人は一度死ぬことと、その後、神の前に立つことが決まっていると書かれています。

人生の情報戦の選択を間違わず、変わらない神の言葉に耳を傾けて、十字架と復活のイエスと共に生きましょう。

5.神の御計画の前進!

パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。

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