人生の事情を受け止めていやされる主
…イエスが町の門に近づかれると、やもめとなった母親のひとり息子が、死んでかつぎ出されたところであった。…主はその母親を見てかわいそうに思い、「泣かなくてもよい。」と言われた。そして近寄って棺に手をかけられると、かついでいた人たちが立ち止まったので、「青年よ。あなたに言う、起きなさい。」と言われた。すると、その死人が起き上がって、ものを言い始めたので、イエスは彼を母親に返された。人々は恐れを抱き、「大預言者が私たちのうちに現われた。」…などと言って、神をあがめた。…
今日は母の日。アメリカの一人のクリスチャンがお母さんに感謝する祈りを教会で捧げてもらったところから、全世界に広がっていきました。
このお祝いの一番の中心に、クリスチャンとしての愛があることを忘れないようにしましょう。お母さんであられる姉妹が日々家族のために無償の愛をもって、見えるところ見えないところで仕え、祈り、支えてくださっておられることを感謝します。主がお一人お一人に報い、祝福してくださいますようにと祈ります。
明日は私たちの教会の創立牧師である万代恒雄師の召天記念日です。恒雄師の信仰のチャレンジによって建て上げられたこの教会には、救いの力が働いています。
救い主イエス・キリストの御名による救いと癒しの恵みを体験し、また、日本のリバイバルのための起点となる教会として、喜びあふれる存在であることを皆さんと再確認し感謝したいと思います。
私たちは恒雄師から受け継いだ信仰を働かせて、世の光、地の塩として証しをする教会として用いられてまいりましょう。
あなたが今、礼拝の場にあるのは偶然ではありません。神様は、必ずあなたを用いて周りの人々も救われていきます。 今日のメッセージを準備しながら、個人主義の今、家族の役割について深く考えさせられました。
今日の箇所は、あるやもめの母親が一人息子の埋葬に出かけるところに、イエス様が出会った話です。
1.家族の役割をご存じである主!
イエス様は埋葬に出かける人々の列とすれ違った際に、悲しみの中心を見抜いておられたのです。
母親の悲しみや絶望、亡くなった息子との関係性、家族の役割全てをご存じで、母親を見てかわいそうに思い、「泣かなくてもよい」と声をかけたのでした。そのようなイエス様が共におられることを感謝したいと思います。
私たちに当てはめてみるなら、イエス様は、私たちの素性や信仰生活、抱えているものを全て私たち以上にご存じなのです。このことを感謝したいと思います。
2.精一杯の気持ちを受けとめられる主!
私たちが人間らしいことの一つの理由は感情が豊かであることだと言われます。
喜びや悲しみ、落ち込むことなどで、その感情が揺さぶられ、振り回され、自殺までするのです。
私たちの中にある偽らない精一杯の感情や気持ちをイエス様は全て受けとめてくださることを感謝したいと思います。神であられる方が、人となられたことにより、私たちの感情を理解して受けとめてくださるのです。イエス様は、この母親の悲しみを受けとめ、「泣かなくてもよい」と声をかてくださったことを喜びたいと思います。
3.悲しみを慰め、癒しをもたらされる主!
主は単に同情するだけでなく、棺に手を置いて「青年よ。あなたに言う、起きなさい」と言われ、死んでいたはずの人を生き返らせてくださった。
イエス様の内にある癒しの力により、私たちの人生において抱えているどんな問題の中にも、主の最善をなし、神の救いを現わしてくださることを聖書は教えています。
主イエス様は、私たちに最も必要なことをなしてくださり、悲しみを慰め、どんな病であっても癒してくださいます。私たちに恵み、命と希望、自由をもたらしてくださるイエス様に感謝したいと思います。
4.私の主!私の神!という信仰
トマスは、「私の主、私の神」と答えましたが、イエスは、「見たから信じるより、見ないで神の御言葉や人々の証言を聞いて信じる方が良い」と言われました。
この世には、自分中心、お金儲けが全て、死んだら終わりで今を楽もうという情報が溢れていますが、それは事実ではありません。
聖書は、人は一度死ぬことと、その後、神の前に立つことが決まっていると書かれています。
人生の情報戦の選択を間違わず、変わらない神の言葉に耳を傾けて、十字架と復活のイエスと共に生きましょう。
5.神の御計画の前進!
パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。