御霊の機能する教会にあるいやし

…ペテロは彼らに答えた。「悔い改めなさい。…そうすれば、賜物として聖霊を受けるでしょう。…」…その日、三千人ほどが弟子に加えられた。そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。そして、一同の心に恐れが生じ、使徒たちによって、多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行なわれた。…そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。                                                                                   使徒の働き2章37節~47節

あなたは日々、信仰で前進しているでしょうか。礼拝に出、祈り、実際に癒されるのは大切なことです。しかし、そこで信仰がストップしていませんか。その先へも常に信仰を働かせ続けたいのです。「誰でも聖霊によらなければイエスを主と告白することはできない。」とお言葉にあるように、私たちが「イエスは救い主、私たちの主です」と告白できていることは、あなたの魂の中で聖霊の働きが始まっている証拠です。それならば、その聖霊を機能させ働かせ、人生を変えていく神の恵みとして体験していきましょう。
今回の箇所は先週に引き続き、ペテロが初めて説教をした後の物語です。ペテロは語ります。38節「悔い改めなさい。…そうすれば賜物として聖霊を受けるでしょう。」。私たちにも与えられている聖霊です。この日、3千人もの人々がバプテスマを受け、聖霊を頂いて弟子に加えられ、祈り、交わり、それぞれの必要を分配する中で、生きた教会が誕生したのです。その聖霊が機能する生きた教会としてのあるべき姿が、43節「…多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行なわれた。」と記されています。

1.聖霊は必ず命ある教会を生み出す

私たちの教会は、あなたが導かれた時にはもうすでにここに存在していたでしょう。しかし、いつの間にか生じたわけではなく、イエスを知らない罪と汚れの中で滅びる人々に対して、救いがある、聖霊の恵みがあると、福音を語ろうとする証人に働く聖霊の力によって造られたのです。聖霊を受け、そこから教会が誕生してきました。どの教会も聖霊の働きによって生み出されたのです。そして、その教会が今も働く聖霊を体験する場ともなるのです。教会で兄弟姉妹と集う礼拝にいる私たちは、その聖霊の働きの一部分でもあるのです。

2.聖霊の働きが現される教会

43節「…多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行なわれた。」とあるように、聖霊が働く教会に集う私たちは、いやしや奇蹟が起こる聖霊の働く場所に導かれているのです。すなわち、いやしや奇蹟は当然起こるというのが教会の姿なのです。実際に周りで救われている人、いやされた人がいるではありませんか。兄弟姉妹と共に礼拝を守り、祈り、交わる神の家族がいるではありませんか。そこには生きた教会があり、そこにあなたも存在しているのです。

3.先に向かって働く聖霊

いやしや奇蹟、しるしと不思議は、目先の問題が解決されるためだけに現されるのではありません。その神の御業を見て救われる人々が起こされ、主の働きが拡大し、前進するためです。毎週の礼拝を単なる習慣とはしないでください。1つ1つの礼拝に聖霊は働いてくださいます。聖霊の働くところに教会があり、そこにはいやしや奇蹟があり、そしてその御業がさらに福音を述べ伝えるのです。私たちの教会を聖霊が機能する、聖書が語るとおりの教会にしてくださいと祈りたいと思います。聖霊が働くところにはいやしがあります。そのいやしを求めて前進したいと思います。