“もうひとりの助け主”の恵みを受けよう
わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。
先週は、「長嶋茂雄さん死去」という大きなニュースがありました。多くの国民から愛され、「昭和」という時代を力強く生き抜かれた方でした。私たちは“時代を生き抜く”ほどの大きな生き方はできなくても、少なくともクリスチャンとして精一杯神様にお仕えし、“自分の人生”を生き抜く者でありたいのです。そのために必要なのは、まさに「聖霊」です。今日はペンテコステの聖日です。クリスマス、イースター、ペンテコステは、三大祝日として世界中でお祝いされています。五旬節の日、聖霊が弟子たちに降り、彼らの力強い証しによって三千人の人々が救われ、教会が誕生したことをお祝いする日がペンテコステです。歴史の事実として救い主がこの地上に来られ、十字架と復活によって救いの御業が完成されたこと、そして、その救いの恵みは、聖霊の働きによって今も私たちに与えられていることを、5つのポイントから確認してまいりましょう。
1.“もうひとりの助け主”の存在!
まず初めにイエス様ご自身が、救い主・助け主・導き手として現れてくださいましたが、やがて、天の父の元に戻らなければならないことをご存知でした。そこで、いつまでも私たちと共にいてくださるお方として、「もうひとりの助け主」である聖霊を私たちに与えてくださったのです。私たちの人生を共に歩み、魂に宿り、決して離れることのない助け主がおられることを忘れないでおきましょう。
2.主キリストの恵みを思い起こさせてくださる!
14章26節に「…聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え…思い起こさせてくださいます」とあります。弟子たちも、初めはイエス様のことを本当の意味で理解していませんでしたが、聖霊を受けたあと、人々の前でイエス様を大胆に証しするようになりました。それは、聖霊がイエス様の語られた教えを彼らに思い起こさせ、ちゃんと理解させてくださったからです。私たちも「分かったつもり」で終わることなく、聖霊によって「イエス様が何を私に教えてくださったか」を思い起こし、理解させていただきましょう。
3.主キリストを“救い主”と証ししてくださる!
15章26節から、単にイエス様の教えを頭で理解するだけでなく、聖霊はイエス・キリストが“救い主”であるという真理を、私たち一人ひとりに証ししてくださいます。もし、証しや伝道が苦手だと思う方がおられたら、ぜひ聖霊の証しを求めてください。「もうひとりの助け主」である聖霊が私たちの心の内に働き、理屈を越えて、イエス・キリストを証ししてくださいます。
4.主キリストの救いと永遠のいのちを実現してくださる!
16章7~8節から、聖霊はイエス・キリストの救いの御業を明らかに証しし、実現してくださるお方です。救いが単なる教えや理屈ではなく、十字架と復活によって罪が赦され、永遠のいのちが与えられることを、世にはっきりと示してくださるのです。
5.父なる神と子なるキリストから良きものをすべて与えてくださる!
16章13~15節から、聖霊はイエス様の持っているものを私たちに与えてくださるお方です。さらにそれは、父なる神から与えられるものです。イエス様が行われた癒しと解放の恵みも、聖霊によって今私たちに与えられることを感謝し、さらに御霊の恵みに満たされて、今週も前進してまいりましょう。
6.お生まれになった―人生の歩みの中での事実!
救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。
7.みどりごを見い出す―出会うことのできる主!
イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2000年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。