主キリストと共に人生を歩んでいこう

ヘブル人への手紙10章32節~39節

…人々の目の前で、そしりと苦しみとを受けた者…もありました。あなたがたは…いつまでも残る財産を持っていることを知っていたので、自分の財産が奪われても、喜んで忍びました。ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはなりません。それは大きな報いをもたらすものなのです。あなたがたが神のみこころを行なって、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。…わたしの義人は信仰によって生きる。…私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。


春の到来となりました。新年度の始まりです。私たちも中途半端な生き方ではなく、心を新しくされ、新鮮な思いで神様を崇めて歩んでまいりましょう。

先日、新聞を読んでいると、内村鑑三師についての記事を目にしました。師は明治時代を代表する文化人、クリスチャンです。文化人でありながら、クリスチャンとしてのメッセージを発信したり、多くの聖書注解書を書き残しています。時には、天皇への不敬で訴えられることもありましたが、死ぬまでクリスチャンとして生き抜きました。私たちもいい加減で、その場しのぎの信仰ではなく、人生を貫くような信仰を持つ者でありたいと思わされました。 クリスチャンの生き方を年度の替わり目に新鮮な思いでスタートするために、私たちの歩みももう一度新しくされましょう。困った時の神頼みで、苦しくなった時だけ神様に祈るのではなく、私たちの生き様、毎日の生活、人生全体をイエス様と共に歩む者へと変えられましょう。この1年間を振り返っても、良いことばかりではなかったかもしれません。しかし、その事実から目を離さず、神のご計画が動いており、祝福が現わされていることを確認したいと思います。

1.自分の人生の真実から目をそむけない!

クリスチャンだからといって、人生バラ色になるわけではありません。クリスチャンになった後にも厳しい毎日を送ることもあるし、不安に襲われたり、悲しみに暮れることもある。しかし、それがあなたの人生であり、リアリティーです。その現実の中であなたはクリスチャンとして、救われたではありませんか。私たちは臭いものに蓋をして、自分の人生の真実から目をそむけないようにしましょう。試練・困難もあり、その中でもキリストがいてくださった自分の人生から目を離さないようにしたいと思います。

2. 試練や苦しみの中でも、現わされたキリストの恵み!

2千年前の教会には厳しい迫害がありました。しかし、彼らは永遠のいのちや、神からの報いがあることを知っていました。だからこそ、迫害の中でも、喜んで歩むことができたのです。私たちのリアルな生活の中にも主の恵みは現わされることに感謝しましょう。

3.信仰の土台の上に現わされる主キリストのご計画!

私たちの人生は無関係な経験の寄せ集めではなく、これまでの歩みを土台として、次の歩みがあります。これまでの恵みを無駄に投げ捨てるのではなく、次に現わされる神のご計画はどんなものなのだろうかと期待しましょう。神の御心を行って、約束のものを手に入れるために忍耐を働かせましょう。

4. 困難や不安で退くのではなく信じて前進することでの勝利!

これからの人生の先にも試練、困難はあるでしょう。しかし、私たちは、そうした困難に恐れおののいて祝福を逃す者ではなく、信仰によって前進し、祝福を得る者でありたいと思います。「約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないでしっかりと希望を告白しようではありませんか(10:23)」。祝福や勝利は、あなたが逃げたり、撤退するところにはありません。勝利はあなたの前にあります。一歩踏み出し、前進しながら勝利を掴み取りましょう!

5.イエス・キリストというお方―主キリストの存在!

私たちの求める救いは、どこにあるかわからない宝探しのようなものではなく、明確な場所があります。それは主イエス・キリストと共にあるのです。

6.お生まれになった―人生の歩みの中での事実!

救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。

7.みどりごを見い出す―出会うことのできる主!

イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2000年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。

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