キリストに受け入れられる信仰を保とう

使徒の働き10章34節~36節

マタイの福音書15章21節~28節
…その地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでください。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」…イエスは答えて、「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われた。…女は言った。「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」…イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。


 7月の癒しの礼拝を感謝いたします。教会では、8月の全国聖会を中心に、各種のキャンプ、夏ならではの行事がいっぱいです。暑さを活かして、「Great Summer」を合言葉に、主キリストの御業の溢れる夏を味わってまいりましょう。
今回のインド伝道も大変祝福されました。今、インドはヒンズー教至上主義で、キリスト教は弾圧を受けていますが、3日間の癒しと解放の集会を開くことができました。膝が癒されたり、耳が聞こえるようになったり、多くの癒しの御業が起こりました。でも、これは私の頑張りではありません。全知全能の神であるイエス様が、私の祈りに答えて力強く働いてくださったのです。今日も改めて救い主であり、癒し主であるイエス様とこの場所でお会いしましょう。
今日の聖書の物語は、イエス様とカナン人の女性との話です。当時、イエス様のところには救いと癒しを求め、多くの人が押し寄せて、イエス様も弟子たちも、休む暇がありませんでした。神の子でありながら、人の姿をとられていたイエス様も疲れを覚えられたのでしょう。エルサレムより遠く離れた外国であるツロとシドンの地方に立ち退かれたのです。しかし、そこでもイエス様のことは知れ渡っており、カナン人の女が、娘の癒しを求めてやってきたのです。でもイエス様は、彼女に一言もお答えにならず、さらに外国人とは関係がないのだと言われ、彼女に屈辱的なことまで言われました。この物語の特徴は、愛のイエス様が冷たかったということです。しかし最後に「あなたの信仰は立派です」と言われ、彼女の娘は癒されたのです。その癒しと解放をいただく信仰の秘訣を3つのポイントから学んでいきましょう。

1.すねたり、ひねくれたりして、恵みを失わない! チャンスを逃さない!

 ちょっと不利なことが起きると、自分は被害者だ、愛されていない、どうせ私なんかと、ひねくれたり、すねたりする思いが湧いてきませんか? 悪魔は、否定的な感情を利用しますから、気をつけなければなりません。そのような心では、神によって与えられたチャンスを逃してしまいます。この女性は、イエス様に冷たくあしらわれ、つまずく理由は山ほどありましたが、すねたり諦めたりしませんでした。イエス様の恵みにあずかるために、何があっても神様からのチャンスを逃さないように心を整えましょう。

2.いつもキリストを求め、近づこう! 願い出よう!

 彼女は冷たくされても、イエス様に近づこう、求めようと、イエス様との距離を詰めていったのです。私たちもイエス様に近づいて、常に願い求め、「主よ、私を癒してください」と親しく交わろうではありませんか。この女性のように、「あなたの信仰はりっぱだ」と言われるよう、神に近づき、恵みをいただきましょう。

3.主キリストへの信仰の姿勢を整えよう! 身につけよう!

 イエス・キリストを信じる信仰の姿勢を常に整えて、私たちはその信仰を身につけていこうではありませんか。彼女はすねたりしないで、常にイエス様に近づいて求め続けていきました。私たちもイエス様に喜ばれる信仰を身につけましょう。彼女のこの信仰の姿勢が神に認められ、聖書に記されて、二千年経った今も私たちに読まれているのです。

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