神の宮、教会とは?
あなたのしもべとあなたの民イスラエルが、この所に向かってささげる願いを聞いてください。あなたご自身が、あなたのお住まいになる所、天からこれを聞いてください。聞いて、お赦しください。…わたしの名を呼び求めているわたしの民がみずからへりくだり、祈りをささげ、わたしの顔を慕い求め、その悪い道から立ち返るなら、わたしが親しく天から聞いて、彼らの罪を赦し、彼らの地をいやそう。今や、わたしはこの所でささげられる祈りに目を留め、耳を傾けよう。…
先週は、インドネシア・メダンへの視察の旅が無事に守られたことを感謝します。今回の旅は、インドネシアでのウィル・グラハム師の伝道大会を視察し、来年四国で行われる「愛と希望の祭典・四国」本大会にその経験を活かすことができるように、と招待されたものでした。2日間の野外での集会でしたが、コーランの祈りの妨げや、突然の大雨の妨げはあったものの、ウィル師の力強いメッセージと招きに応えて、のべ2500人あまりの決心者が与えられました。聖霊の力強い働きと、人々の熱心な祈りの姿を見て、大きな励ましをいただくことができました。この四国の地においても、来年の「愛と希望の祭典・四国」に向けて、私たちの思いや願いをはるかに超えて、主が大きな救いの御業を成してくださることを信じ、引き続き祈ってまいりましょう。
本日の聖書箇所では、ソロモンが神殿を築き終えた後、神にどのような祈りを捧げ、またそれに対して、どのように主が応えてくださったかが描かれています。本日はここから、神の宮である教会とはどのような場所なのか、同時に聖霊の宮である私たち自身はどのような存在なのか、3つのポイントで学んでまいりましょう。
1.教会は、すべての祈りが聞かれる所!
ソロモンは、何度も繰り返し「祈りを聞いてください」と祈りました。エペソ1:23には、「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです」とあります。教会は、私たちのすべての願いや祈りを聞き、必要を満たしてくださるお方がおられる所です。どんな問題や願いにも、神様が応えてくださるという信仰を持ちましょう。そして、すべての必要の答えは「教会にある」ということを、人々に確信を持ってお伝えしていこうではありませんか。
2.教会は、罪が赦される所!
罪は、神様と人間との間の仕切りとなって、関係を断絶してしまいます。私たち人間はみな罪人で、罪の赦しを求めて生きています。神の宮である教会は、その罪が赦され、清められ、真の神様と出会うことのできる場所なのです。ソロモンが「聞いて、お赦しください(6:21)」と祈ったように、私たちも教会で罪の赦しを祈り求めるなら、主は赦してくださいます。また私たち自身も、周りの人々との関係の中で、神様の赦しと救いの働きが現される、小さな神の宮として用いられていきましょう。
3.教会は、暗闇の中に光り輝く所!
Ⅱ歴代誌6:1には、「主は、暗闇の中に住む」とあります。また、ヨハネ1:5には「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」と書かれています。この世の暗闇の中で、神様は人となり、世の光として来てくださいました。後にイエス様は天に上げられましたが、ご自身の体を残してくださいました。それが、教会です。教会こそが、世の暗闇の中にあって、光り輝く存在なのです。私たちは、その光を隠したり、とどめたりしないようにしましょう。妨げなければ、主の救いの光は教会の枠を越えて、ますます周囲に広がっていくのです。私たち一人ひとりも、世の光として輝き、福音を語る者として用いられていこうではありませんか。日本の教会が、四国の教会が、あるべき姿を取り戻して、世の光として輝いていくことができるように、共に祈ってまいりましょう。
4.私たちの祈りをさらに成長させていただこう!
神様は小さい者の小さな祈りに応えてくださるお方です。しかし、それだけで満足せず、私たちはさらに優れた祈りをささげる者として成長させていただきましょう。ヒゼキヤは、本来は自分の病の癒しではなく、どのように国と家を整理するべきか神様の御心と導きを祈るべきでした。知恵を祈り求めたソロモンも、後に偶像礼拝をし、高ぶって神様の導きを求めませんでした。私たちが祈る時には、「主の祈り」のように、まず第一に神様の御心が成り、御業が現されることを求めることが大切です。「苦しい時の神頼み」にも神様は応えてくださいますが、そこにとどまらず、私たちは自分の思いや願いを超えて、神様の御心を求める祈りへと成長させていただき、さらに祝福あふれる信仰の歩みを進めさせていただきましょう。
5.父なる神と子なるキリストから良きものをすべて与えてくださる!
16章13~15節から、聖霊はイエス様の持っているものを私たちに与えてくださるお方です。さらにそれは、父なる神から与えられるものです。イエス様が行われた癒しと解放の恵みも、聖霊によって今私たちに与えられることを感謝し、さらに御霊の恵みに満たされて、今週も前進してまいりましょう。
6.お生まれになった―人生の歩みの中での事実!
救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。
7.みどりごを見い出す―出会うことのできる主!
イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2000年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。