祈りについて学ぶ~ヒゼキヤの祈りから

列王記第二20章1節~7節

…イザヤがまだ中庭を出ないうちに、次のような主のことばが彼にあった。「引き返して、わたしの民の君主ヒゼキヤに告げよ。あなたの父ダビデの神、主は、こう仰せられる。『わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。見よ。わたしはあなたをいやす。三日目には、あなたは主の宮に上る。わたしは、あなたの寿命にもう十五年を加えよう。わたしはアッシリヤの王の手から、あなたとこの町を救い出し、わたしのために、また、わたしのしもべダビデのためにこの町を守る。』」…


 列王記Ⅱ20章は、ユダの国のヒゼキヤ王に関する物語です。ここで、「そのころ」という言葉が1節と12節に2度出てきます。当時、3つのことがヒゼキヤの周りに同時進行で起こっていました。1つは、当時の強国であったアッシリヤにユダの国が包囲されていたこと。2つ目は、ヒゼキヤが重い病気になったこと。3つ目は、アッシリヤの後に台頭してきたバビロンの国の使者がヒゼキヤ王のもとに来て、宝物倉にあるすべてのものを見て帰るという出来事です。この3つの出来事は、ヒゼキヤ王にとってどれも試練でした。
教会の働きにおいても、私たちの人生においても、同時進行で様々なことが起こります。明るく楽しいことだけでなく、様々な問題や試練が畳みかけるようにやってくる時があります。しかし、どのような時も私たちは祈って一つ一つの事柄と向き合い、乗り越え、勝利し、神様からの祝福をいただきたいと思います。今日はヒゼキヤの祈りから、私たちがどのように祈ったらよいのか、祈りによって神様は私たちにどのような祝福を与えてくださるのか、3つのポイントで学びたいと思います。

1.神は小さき者、弱い者の祈りに応えてくださる!

 ヒゼキヤはどのような人物だったでしょうか。列王記Ⅱ18:5には、彼は神様に信頼し、偶像と偶像礼拝を取り除き、ユダの国で後にも先にもないほど良い王だったと記されています。一方で、近隣の強国アッシリヤに脅かされると慌てて貢物を用意したり、イザヤから病気のことを告げられると大声で泣いてしまうような、弱く情けない人物でもありました。でも、だからこそ、彼は主にすがって祈ったのです。そして、主はヒゼキヤの祈りに応え、癒してくださいました。私たちも弱く小さな者ですが、そんな私たちの祈りに応えてくださる主がおられることを、忘れないでおきましょう。

2.神は私たちが願い求めたこと以上の答えをくださる!

 ヒゼキヤは自分の病の癒しを祈り、神様はその通りに応えてくださいました。しかし、それだけでなく、神様はヒゼキヤの寿命を15年伸ばし、さらにアッシリヤの王の手から町を救い出し守ってくださいました(列王記Ⅱ19:35-37)。私たちの祈りは小さくても、神様は祈っている以上の大きな事柄を成してくださることに期待しようではありませんか。

3.私たちの祈りをさらに成長させていただこう!

 神様は小さい者の小さな祈りに応えてくださるお方です。しかし、それだけで満足せず、私たちはさらに優れた祈りをささげる者として成長させていただきましょう。ヒゼキヤは、本来は自分の病の癒しではなく、どのように国と家を整理するべきか神様の御心と導きを祈るべきでした。知恵を祈り求めたソロモンも、後に偶像礼拝をし、高ぶって神様の導きを求めませんでした。私たちが祈る時には、「主の祈り」のように、まず第一に神様の御心が成り、御業が現されることを求めることが大切です。「苦しい時の神頼み」にも神様は応えてくださいますが、そこにとどまらず、私たちは自分の思いや願いを超えて、神様の御心を求める祈りへと成長させていただき、さらに祝福あふれる信仰の歩みを進めさせていただきましょう。

4.私たちの祈りをさらに成長させていただこう!

 神様は小さい者の小さな祈りに応えてくださるお方です。しかし、それだけで満足せず、私たちはさらに優れた祈りをささげる者として成長させていただきましょう。ヒゼキヤは、本来は自分の病の癒しではなく、どのように国と家を整理するべきか神様の御心と導きを祈るべきでした。知恵を祈り求めたソロモンも、後に偶像礼拝をし、高ぶって神様の導きを求めませんでした。私たちが祈る時には、「主の祈り」のように、まず第一に神様の御心が成り、御業が現されることを求めることが大切です。「苦しい時の神頼み」にも神様は応えてくださいますが、そこにとどまらず、私たちは自分の思いや願いを超えて、神様の御心を求める祈りへと成長させていただき、さらに祝福あふれる信仰の歩みを進めさせていただきましょう。

5.父なる神と子なるキリストから良きものをすべて与えてくださる!

 16章13~15節から、聖霊はイエス様の持っているものを私たちに与えてくださるお方です。さらにそれは、父なる神から与えられるものです。イエス様が行われた癒しと解放の恵みも、聖霊によって今私たちに与えられることを感謝し、さらに御霊の恵みに満たされて、今週も前進してまいりましょう。

6.お生まれになった―人生の歩みの中での事実!

救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。

7.みどりごを見い出す―出会うことのできる主!

イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2000年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。

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