70人の弟子のひとりとして生きていこう

ルカによる福音書10章1節~2節

その後、主は、別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先にお遣わしになった。そして、彼らに言われた。「実りは多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。


 世の中には色々な宗教がありますが、「神様」と言っても二つに分類できます。一つは、人間が作った「神様」。神様が創られた人間のいのちの中には、神様の残像があって、目に見えない世界や死後のことが不安になり、自分を守ってくれるようなものを探し、自分で神様を作ります。この世の中には、木や石や岩や紙で作られた神様がいっぱいいます。もう一つは、人間を創られた「神様」です。私たちは、この神様を信じ、神様と向き合って生きることにより、人生が本当に価値あるものに変えられます。
 バザーやプレ大会から早ひと月が経とうとしています。時の経つのは早いです。私たちの周りの愛する家族や友人たち、職場の仲間や学校の友だちに、いのちの与え主である神様を信じて生きることが本当の幸せの原点であることを伝えていきましょう。祈るだけでなく、もう一歩進んで、神様の愛と福音を語る証し人になりませんか。神様に出会って、与えられた人生を思いっきり生きることで、幸せで悔いのない価値ある人生を生きることができるのです。
 イエス様の弟子といえば、誰もが知っている12人ですが、今日の聖書箇所で、12弟子とは別に、無名の70人の弟子がいたことに注目したいのです。私たちも、証しのために送り出された70人の弟子の中の一人として生きることを目標にしましょう。

1.主キリストによって選ばれた12弟子以外の人々!

 イエス様は、12弟子以外にも、名前も知られない70人、あるいはそれ以上の人々を弟子として招いておられました。イエス様の恵みは、限定的でも排他的でもありません。イエス様の福音を伝える働きを、私たちも共に担い、人々に愛と救い、いやしと解放を伝える弟子として加えられたいと思います。

2.二人一組で福音を伝えるために派遣!

 イエス様は、私たちの弱さをご存知で、二人一組で派遣されました。弱くても力不足を感じても、二人なら、弱さを補い、励まし合うことができます。私たちも力を合わせて、主の働きを進めていきましょう。

3.最小の持ち物と求められる最低限の行動!

 イエス様が弟子たちに求められたのは、最小で、最低限のものでした。主が私たちに求めておられることも、特別なことではなく、小さな行動です。周りの人々を教会へお誘いし、その人のために祈り、証し人として自分にできるかたちで福音を語ることです。

4.与えられた、病人をいやし、悪霊を追い出す権威!

 弟子たちは最小で最低限のものしか持っていませんでしたが、いやしや悪霊を追い出す権威を与えられました。私たちにも、イエスの御名によって祈るとき、同じ力が働くことを忘れてはなりません。

5.彼らの祈りによる大きな成果!

 弱く何も持たない者でも、イエス様から与えられた権威によって、大きな成果を生み出すことができます。この70人の弟子たちの話を私たちへの励ましとして受け止め、これからの1年間、キリストの弟子として歩みましょう。イエス様から与えられる大きな目標や使命を頂いて、何十倍もの充実した人生を体験しましょう。イエスの御名によるあなたの祈りや証しが、大きく用いられることを信じようではありませんか。

6.お生まれになった―人生の歩みの中での事実!

救い主は人類歴史の中の事実となりました。イエス様は私の人生の歩みの中で事実となってくださるのです。

7.みどりごを見い出す―出会うことのできる主!

イエス様は探し求めれば出会うことのできる救い主です。永遠のいのちを証明された方が世の終わりまで私たちと共におられます。2000年前の救いと恵みの保証は今も変わりません。そのことを覚え、このクリスマス、感謝して歩んでまいりましょう。

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