父なる神様と私たち

ルカの福音書12章22節~34節

…いのちのことで何を食べようかと心配したり、からだのことで何を着ようかと心配したりするのはやめなさい。…あなたがたの父は、それがあなたがたにも必要であることを知っておられます。…あなたがたは、神の国を求めなさい。そうすれば、これらの物は、それに加えて与えられます。小さな群れよ。恐れることはありません。あなたがたの父である神は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。持ち物を売って、施しをしなさい。…朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。…あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もあるからです。


今日は父の日です。すべてのお父さんに敬意を表し、常日頃の働きに心から感謝申し上げます。

聖書では私たちが信じている神が私たちの父なるお方であるということを伝えています。私たちは神の子どもとして、父なる神に今日も礼拝、賛美、祈りを捧げているのです。そこで今日は「父なる神様と私たち」と題して4つのポイントから神の恵みを分かち合いたいと思います。

1.私たちを養い私たちに良くしてくださる父(28)

父なる神は私たちに何を食べようか、何を着ようかとあれこれ思い悩むのをやめなさいと語ります。なぜなら、鳥や花は働くことをしないにもかかわらず、神はそれぞれを養ってくださっているからです。

であるなら、鳥や花より優れたものであり、日々労働している私たちに良くしてくださらないことがあるでしょうか。父なる神は私たちを養い、良くしてくださるお方であることに感謝しましょう!

2.私たちの必要を知り必要を満たす父(30)

神は私たちの必要を隅々まで知っていてくださるお方です。

私は以前パスポート、通帳、財布を紛失したことがありました。海外旅行を直前に控えてのパスポート紛失… 最も必要なパスポートだけでも見つからないかと祈っていたところ、祈祷会の最中にパスポートが見つかったと警察から連絡がありました。

また、たった一度、集会にギターを持って行くことを忘れた時も、何とある男性がなぜかその日ギターを持って来てくださっていたのです! ギターが集会に備えられたのです。

神は最も必要な物をご存知なのです。全てを神に委ねれば大丈夫なのです。

3.喜んで御国を与えてくださる父(31.32)

ルカ11:3の主の祈りでも「御国が来ますように」と祈られています。御国とは、神の御心が成し遂げられる場所であり、御心とは(私たちが当座はわからないと思うことであったとしても)、神がお考えになる素晴らしい良い計画なのです。

私たちのような小さな群れにも御国をくださるというのも、神様の素晴らしい計画の一つです。私たちは神の素晴らしい計画と、その中にある御業に(あずか)ることができるのです。

教会の中においても、働きにおいても、神様の御心がこの地上で成し遂げられていく、ここに神の御国が現されていくのです。そのことを心から信じて、信仰の歩みを成していきましょう。

4.天に宝を積むことによって御国と繋がる(33.34)

最後のポイントでは、父なる神が私たちになにを望んでおられるか考えていきましょう。この世の富は意味をなさなくなる時が必ず来ます。ですから、その富を蓄える生き方ではなく、それらを施し与える生き方を目指しましょう。

もし少しでも神から与えられている物があるなら、それらを施し与えるならば天に宝を積むことになるのです。宝のあるところに私たちの心があるということは、施す、捧げる、与えることを通して、私たちの心は御国と繋がるということです。神は私たちに御国を与えようとしてくださっています。

私たちは天に宝を積んでいれば、地上における人生や私たちの働きを通して、神のご計画が必ず実現するのです。そんな素晴らしい父なる神を信じることができる恵みに感謝しましょう!

5.キリストの「からだなる教会」を建て上げよう!

「教会はキリストのからだであり、いっさいのものをいっさいのものによって満たす方の満ちておられるところです」(エペソ1:23)。

教会にはイエス様の御心が満ちています。私たちは「召し」を考える時に、キリストのからだなる教会を建てあげるという究極の目標があることを忘れないようにしましょう。

神の御心の中に、私たちの人生の全ての計画があることを覚え、神の召しに従う者でありたいと思います。

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