十字架と復活に重ね合わせたいのち

コロサイ人への手紙2章12節

あなたがたは、バプテスマによってキリストとともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、キリストとともによみがえらされたのです。


イースターおめでとうございます。イエス様は私たちの罪の身代わりとなり、十字架で死なれ、3日目に死の力を打ち破り、甦られました。

今日、ここに復活されたイエス様ご自身が、聖霊を通して共におられます。イエス様の命と、私たちの命を重ね合わせ、恵みを頂いてまいりましょう。

今日お開きした御言葉から、3つのポイントを押さえておきましょう。

1.主キリストのご生涯の2大要点 ― 十字架と復活 ―

イエス様の成し遂げられた最大の御業は、十字架の死と復活による命です。十字架と復活は、単なるおとぎ話ではありません。

当時のローマ帝国の歴史家たちは、ユダヤにおいてイエス・キリストの処刑、十字架の死の出来事が実際にあったことを記録しています。復活に関しても、歴史上の事実として受け止めることができます。なぜなら、イエス様の十字架の死と復活がなければ、弟子たちの劇的な変化も、教会の誕生もなかったからです。

イエス様が十字架にかかった時、弟子たちはみんな、イエス様を裏切りました。弟子たちのリーダーと自覚していたペテロでさえ、イエス様を知らないと言って、逃げ出したのです。しかし、十字架の死から3日目、イエス様が甦られたという事実が確認されました。

甦りのイエス様と出会った弟子たちは、天から聖霊が下り、殉教をも恐れない、キリストの証し人として生まれ変わりました。十字架の恵みを知り、十字架の苦難の果てに復活があることを信じたからです。

この十字架の死と復活は信仰の土台であり、キリストの生涯の二大要点として存在していることを覚えましょう。

2.主キリストのもつ私たちに対する引力!

キリストの命には、私たちを引き付ける特別な愛の力があります。私たちを愛して、命まで捨ててくださったキリストの愛の力が、私たちを引きつけるのです。

今日お開きした箇所が、まさにそのことを語っています。キリストの十字架に罪人の私たちが重ね合わされ、キリストと一緒に死に、キリストの復活に重ね合わされ、死ぬはずだった私たちは永遠のいのちを頂くようになったのです。キリストは、神と人の両方の性質を持っています。その二つのものを一つにする力が働き、キリストの命と私たちの命が重ね合わされると、罪人である私たちは神の子どもと変えられていくのです。

キリストの愛が、私たちの命をキリストの命に重ね合わせるところまで引き寄せ、その力強い引力が私たちを救いへと導いていることを覚えて感謝しましょう。

3.主キリストによって造り変えられる私たち!

12節に「キリストとともによみがえらされたのです」とあるように、「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者」なのです。罪に汚れた古い自分は死に、キリストのしもべとして生きる新しい自分に造り変えられているのです。

イエス様の生涯での最大の御業は十字架と復活です。その十字架と復活が私たちを引き寄せ、私たちの罪は聖められ、キリストの命が注がれ、私たちは新しく造り変えられました。この春からの日々をキリストによって造り変えられた者として、新たな信仰で歩み始めることができることを感謝しましょう。

5.祈り続けて諦めない!

豊かな夢、目標の実現のために、大勝利が与えられるまでどこまでも祈り続け、実現を信じて行動して諦めないことです。神を信じる者にはどれほど素晴らしいことが実現するでしょうか。

この5つを一つにまとめて実行するなら、神が共におられて神の勝利を体験することができます。信仰を働かせて新しい時代を切り開きましょう。途中で挫折しても構わないので、とにかく始めましょう。

私は、2026年に開催される愛と希望の祭典・四国の実行委員長を引き受けました。私たちは、この教会だけでなく、四国中の教会の伝道と、リバイバルのために動き出します。私たちみんなで新しいことに挑戦し、新時代を切り開きましょう。

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