キリストによる永遠のいのちの世界

ヨハネの福音書14章1節~6節

あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、住まいがたくさ んあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行く のです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたし のいる所に、あなたがたをもおらせるためです。わたしの行く道はあなたがたも知っています。」…「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。


今朝は、この地上と天国をひとつに結んでの礼拝です。私たちはこの地上の人生において、改めて信仰の先輩方から学んだことを思い返し、神様から与えられているいのちの恵みを感謝して、しっかりと歩み通したいと思います。

私たちは、普段意識も感謝もしていないかもしれませんが、実は、神様から尊いいのちを与えられ、たくさんの人々から愛が注がれてきたことを決して忘れてはなりません。先に天に召された信仰の先輩方の愛や優しさ、尊い働きにより守られてここまで来たことを心から感謝したいと思います。

私たちのいのちは、神から与えられた尊いものであり、霊的存在として、永遠に生き続けることが聖書には記されています。そして、神の御子が人となり、イエス・キリストとして救いと平安の道を切り開き、それを成し遂げ、救いの恵みを無償で私たちに与えるという約束がここに記されています。

神によって造られた私たちには永遠の安らぎの場の残像があります。しかし、それを頼りに人間の思いや努力だけでそこにたどり着くのは至難の業です。天国への道は、人間が考えたり作り出すものではありません。神から与えられたものであることが大切です。

今日の聖書箇所から3つのポイントを恵みとして受け止めてまいりましょう。

1.神の御子救い主イエス・キリストの存在!

私がなぜ、すでに召された信仰の先輩方が今、天国におられることを確信して語ることができるかというと、私たちの魂を罪や弱さから解放し救ってくださる救い主イエス・キリストが、確かにおられるからです。

「わたしが道であり、真理であり、いのちである」と、私たちが死んで天国に行く道を約束してくださったイエス様の存在が私たちの確信の土台です。

2.私たちのための永遠のいのちへの導き!

私たちの魂が、死んで消滅してそれで終わるようなものならば、この地上での人生を好き勝手に楽しく生きて、死んで終わればいいという生き方もあるかもしれません。

しかし、神は、私たちの魂は永遠に生き続けることを教えています。神によって造られた私たちの中には、神の残像があるので、霊魂や幽霊や死後の世界を信じます。魂がそう語り続けているからです。

魂がいつまでも生きるなら、気を付けなければなりません。すべての人は、死んだ後、神の前で地上での生き方の報いを受けるのです。ですから、神の教えに従い、永遠のいのちへの導きをいただき、神に喜ばれる人生を歩んで永遠のいのちをいただききたいと思います。

3.神からの救いの道を選び取る生き方!

先に天に召された愛する兄弟姉妹は、真摯に神を信じる生き方を選択し、救いの道を歩まれました。私たちも、それに倣う者でありたいと願います。

わがままに振る舞う生き方が流行っている現代ですが、それは、神様の御心に適わないということを知りましょう。

主キリストによって罪を赦され、また人の罪を赦し、人々を愛し、恵みを分かち合い、喜びながら生きていく生き方を選び取ろうではありませんか。

天に召されている兄弟姉妹とまた再び天の御国で出会うことができるように、日々の信仰生活を充実したものとし、神を信じて、天国へと行きつく歩みをしていきましょう

4.神の義が現れる一人一人となること!

神様が与えてくださった救いが、どれほど素晴らしいか、神の義が現れるために、人生を通して証し人となりたいと思います。

この人は弱い人だったけれど、喜びや強さ、揺るがない思いを持って生き生きと歩んでおられる、元気で愛にあふれている、変えられたと公に思っていただくようになることです。

イエス様を信じて生きることは本当に素晴らしいと、私たちが、罪人を救う神の義のすばらしさを現す証し人として用いていただきましょう。

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