人の評価によらない神の選び
使徒の働き9章10節~19節
…主はこう言われた。「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」そこでアナニヤは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いてこう言った。「兄弟サウロ。あなたの来る途中、あなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」…
今、アメリカでは聖霊によるリバイバルの現象が起こっています。日本にもリバイバルが起こるよう祈ってまいりましょう!
今日の聖書箇所から、神様からビジョンが与えられるということは神様のご計画によるということを学び取りたいと思います。 今日の物語では、キリストのしもべとなる前のサウロ(パウロ)の姿が描かれています。彼は教会迫害の首謀者として活動していました。
しかし、主が直接サウロにお声掛けされ、その結果、彼は回心し、イエスが本当の救い主であることを悟ったのでした。主の光に打たれ、目が見えなくなっていたサウロの所に行き、手を置いて祈って癒すようにと、主はアナニヤに言われます。アナニヤは、一旦は拒否しますが、結局は、主の言葉に従い、サウロの所に出て行くのです。
ここから、神様がビジョンを与えてくださり、人生を価値あるものにしてくださる恵みの大きさを学び、それを軽んじないようにしましょう。神様が与えてくださるビジョンは、皆が大賛成するとは限りません。むしろ人々からは非常識だと反対されることもあります。しかし、神様は御心の中からビジョンをお与えくださるのです。それを、感謝するために3つのポイントを押さえたいと思います。
サウロの選びは神様のご指名でした。アナニヤは、迫害者を癒すことを拒絶します。けれど、神様は「わたしの選びの器」と語られました。
主ご自身が彼を指名され、このことに関しては主が責任を取ると言われたのです。私たちも、善人だからクリスチャンになったのではなく、それは神様による指名であり、神様が責任を取ってくださることに感謝しましょう!
2.選びの器
サウロは、神様に指名されただけでなく、神様のご計画があった特別な「選びの器」だったのです。
そして、あなたも選ばれたのです。「選び」には、選び手のはっきりとした意志による選択があります。
サウロは偶然主と出会ったのではありません。選び出された者としての使命や役割までもが、サウロのために備えられていたことを知りたいと思います。
3.困難をも含めた使命
「選びの器」として彼に与えられたものは、困難をも含む使命でした。投獄、難破等々の困難な状況を体験しながら全世界へ福音伝道をする使命が用意されていたのでした。
サウロ自身は、この時はまだ、自分の「選び」、「使命」を理解できていませんでした。信仰生活の凄いところは、神様は最初からサウロの人となりを知り、彼のためのご計画を用意されていたことです。
彼は、使徒として教会の伝道を担う者となり、世界宣教の先駆者、異邦人伝道のプロとなり、神様のことばを書き記す著者としても用いられていきます。これは人の常識でなく、神様の御心の中に、最初からサウロのために用意されていたビジョンでした。
あなたも神様から選ばれ、困難をも伴うような特別な使命が与えられていることに感謝しましょう。 あなたの救いも偶然ではありません。あなたでなければできない、成し遂げるべき目標が神により用意されています。
主からのビジョンを取り戻し、クリスチャンらしい神様の使命に生きる者となりましょう!
4.いやしや解放の恵みが起こる!
キリストの御名の力によるいやしの祈りによって私たちはいやされ、悪霊から解放される、とてつもない恵みを体験したいと思います。
聖霊による喜びを持って新しい言葉を語ることができ、イエス様によって強められてまいりましょう。
私たちは、どんな病もいやされ、害毒からも守られるという聖書の約束に基づいて祈り、いやされたいと思います。
5.生まれる前からの神の選び
救い主イエス・キリストと出会い、クリスチャンとされたことは、とてつもなく大きな恵みです。私たちは、生まれる前から選ばれ、神様のビジョンが備えられた特別な存在なのです。
困難の中で自分を過小評価せず、神から与えられたビジョンに立ち戻りましょう。信仰により、本来の自分へと原点回帰して、生き生きとした力強い歩みを取り戻しましょう。(エペソ1:3-7)