本来の自分らしさへの原点回帰

ピリピ人への手紙1章6節

あなたがたのうちに良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださることを私は堅く信じているのです。


新年、あけましておめでとうございます。一年の初日から主を礼拝して、新たな日々の歩みを始められることを感謝します。

私たちは、コロナ禍の3年で、自覚していなくても心が委縮しています。世界を見ても、日本の教会の中でも、元気がないのは日本人だけのようです。

確かにコロナの健康被害は深刻ですが、たかがウイルスです。私たちは、天地宇宙を創造なさった神様の最高の被造物です。コロナの悪影響から100%脱却して、この一年、ワクワク期待を持って過ごしたいと思います。

今年のテーマは「本来の自分らしさへの原点回帰!主からのビジョンを取り戻そう!Get Back to Your Original and Initial Visions!」。

聖書の箇所は、ピリピ1:6です。クリスチャンとしての信仰は、信仰の年数ではなく、信仰によるいのちがあるかが重要です。人生の中で主と出会い、御業を体験し、私たちのうちにキリストが始められたお働きを完成してくださるまで人生を歩み通すことです。

イエス様を信じたその時に、与えられた神からの夢やビジョン、導き、ご計画を思い出してください。原点回帰のために大切な5つのポイントを押さえておきましょう。

1.出会いの時に与えられていたビジョン

一介の漁師だったペテロとアンデレは、いきなりイエス様から「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしてあげよう」と素晴らしいビジョンが与えられたのでした。私たちも、イエス様と出会った時に与えられたビジョンを思い出しましょう。(マルコ1:16-18)

2.人の思いや常識を超える神の計画

使徒の中でも最も大きく用いられたパウロは、以前、クリスチャンの迫害者であったため、当初は教会から信用されませんでした。しかし、神様には人の思い込みや常識を超えるはるかに大きなご計画がありました。あなたの上に神様が与えてくださったご計画を思い出しましょう。(使徒9:13-16)

3.人生の境遇や環境を超える導き

神が初めて明確に語られた時、信仰の父アブラハムは信仰によって、神が導く人生へと連れ出されました。神様から私たちに出会ってくださった以上、私たちの境遇や生活環境が人生を決定するのではなく、そこには神の導きがあり、導きによって始められたことは、必ず神によって完成します。(創12:1-2)

4.人の弱みや限界を超える神の約束

時として、私たちは人生の中で自分の弱さと向き合わなければなりません。預言者エリヤが、燃え尽き弱り果てていた時、神は「あなたには預言者としての使命が残っている」と語られました。あなたの弱さや限界を超える神の約束は、確かに生きています。(Ⅰ列19:14-18)

5.生まれる前からの神の選び

救い主イエス・キリストと出会い、クリスチャンとされたことは、とてつもなく大きな恵みです。私たちは、生まれる前から選ばれ、神様のビジョンが備えられた特別な存在なのです。

困難の中で自分を過小評価せず、神から与えられたビジョンに立ち戻りましょう。信仰により、本来の自分へと原点回帰して、生き生きとした力強い歩みを取り戻しましょう。(エペソ1:3-7)

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