神ご自身に備わっているいやしの恵み

マラキ書4章2節

しかし、わたしの名を恐れるあなたがたには、義の太陽が上り、その翼には、癒しがある。あなたがたは外に出て、牛舎の子牛のようにはね回る。


いやしの礼拝にイエス様は一人一人を招いてくださり、引き寄せてくださっていることを感謝します。今日もイエス様は、祈り求める者に応えてくださり、病がいやさることを感謝します。

私たちは、幼子のような素直な信仰を持つことで神様からの恵みを受けとめることができることを覚えておきたいと思います。

先月、東京に新しい伝道拠点を構えることができました。そして、神様から改めて、聖書が語る通りの救い主イエス様を語ること、神の恵みを語ること、祈る者に対して神が救いといやし、霊的な解放を与えてくださるという、シンプルな恵みを語るように促されています。

今日、いやしを祈り求める前に、私たちはそもそも何者なのか、その霊的な本質を理解したいと思います。今日の聖書箇所は、旧約の時代が終わりを迎え、間もなく新約の時代を迎える頃。

救い主イエス・キリストが誕生する直前の時代に、霊的には、罪や悪の力、不信仰が蔓延する中で、神は命の神、救いの神だから、確実に必然的に与えられる恵みがあると預言者たちによって語られた約束の御言葉です。ここからいやしを求める時の霊的な糧となる3つのポイントを見ていきます。

1.闇の中でも現れる神の光、救い、恵み、いやし!

神様の恵みの素晴らしさは、状況が整えられていない、暗闇や悪の中でも現われるものであることを知りたいと思います。

夜空に月がきれいに輝くのは、空が雲なく晴れているからですが、神の光はどんな闇夜であろうと、雲が濃くても、悪や罪の力が増し加わる中でも光り輝くということを覚えておきましょう。

神の義の力はどんな闇の力もうち破るのです。滅びの力が蔓延する中でも、光り輝く神の救いといやしの力が現われることを感謝したいと思います。

2.主なる神を恐れる者への恵み!

現わされた神の光、恵みはどのような人々が受けられるのでしょうか。神を正しく恐れ、(へりくだ)る者に与えられるのです。

これは、世の中の価値観と微妙に食い違うところです。何かの会員になった人や偉そうに見える人が受けられる世の中の特権とは違います。私たちは神様の御前に立つとき、主の御名を恐れ謙る者でありたいと思います。

自分の弱さや足りなさ、心の揺らぎ、神様を信じ切ることができないといった、ありのままの自分をそのまま認め、謙った心を持つ本物の信仰者になりましょう。

3.いやしと元気、喜びの約束!

いやしと元気、喜びが必ず与えられるという、神からの恵みの約束、預言があることを知りたいのです。

旧約の時代のヘブル人は、家畜を飼っていたので、元気な子牛の様子を容易に描けたことでしょう。私たちなら、子犬や子猫が無邪気に元気にじゃれ合う様子を思い浮かべられるでしょう。それを見るだけでなく、私たち自身が神によっていやされて元気を与えられ、躍動する者になりたいのです。それが神からの預言であり、約束です。

いやしは特別な約束ではなく、救いの一番分かりやすい具体例として、神が、ご自身をいやし主として約束されたのです。その事実を受け止め、当然の恵みを求めましょう。

どのような状況にあっても主からのいやしが当たり前に備えられていることを体験してまいりましょう。

4.主キリストを信じる者に与えられる救い!

イエス様を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しを受けることができると聖書に記されています。

だから、私たちも決して失望することなく、主キリストを信じるならば、誰であっても罪は赦され、癒され、神の子どもとされて永遠の命を受けて神の家族の一員に加えられるのです。これがイエス・キリストによって与えられる福音、良い知らせであることを覚え、力強く歩んでまいりましょう。

5.神の御計画の前進!

パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。

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