御名をあがめさせたまえ

マタイの福音書6章9節

だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。


世にあっては、患難があります。そんな時に、みなさんは、どう祈っていますか?

1.まず「御名をあがめさせたまえ」と祈る

苦難の時に、まず祈りましょう! 「願わくは御名をあがめさせたまえ」、「天の父よ、あなたの御名があがめられますように」と。理由があります。イエス様が、どう祈ればよいのかを弟子たちに教えてくださった「主の祈り」で、最初に祈るように教えられている祈りが、「御名をあがめさせたまえ」だからです。

私たちは、今まで経験したことのないような大きな問題に出会う時、どこに答えがあるのか、解決の道すら見えず、どう祈ればいいのか分からなくなる時があります。

でも、最終的にどうなればよいのか、それは、知っているはずです。それは、神様があがめられることです。「やっぱり、神様は素晴らしい」と讃美できるようになればよいのです。それが答えです。

アブラハムも、ダビデも、パウロも、ペテロも、聖書の偉大な信仰者たちは、苦難の中でも神をあがめて勝利したのです。絶望の中でも「私はなおも神をほめたたえる」と讃美したのです(詩篇42:11)。

讃美が、祈りが、私たちの信仰の「いのち」だからです。ペテロは、苦しみの中で、恐れたり動揺しやすい私たちに今も語っています、「心の中でキリストを主としてあがめなさい」(Ⅰペテロ3:15)。

だから、私たちも、どんな状況の中でも、まず、「主よ、あなたの御名があがめられますように」と祈りましょう。病の中でも、まず、「いやし主であるあなたの御名があがめられますように」と祈りましょう。どんな問題や、苦しみ、悲しみの中でも、まず、「御名があがめられますように」と祈りましょう。

すべては、この祈りから始まるのです。「願わくは御名をあがめさせたまえ!」。

2.この祈りが答えられる理由

「御名をあがめさせたまえ」、この祈りは必ず答えられます。理由があります。

神の御心と目的にかなう祈りだからです。すべてのものが、「イエス・キリストは主である」と告白し、父なる神がほめたたえられること、それが神の目的だからです。

また、この祈りは、「神をのろうように、神をほめたたえるのをやめるように」というサタンの策略を打ち砕く祈りだからです。サタンの妨げが取り除かれる時、祈りは豊かに答えられるのです。

そして、讃美の中には主がおられるからです。「御名があがめられますように」と祈る私たちのすぐそばに主がおられるからです。

3.この祈りの結果

この祈りが祈られる所ではどこででも世界は変えられます。神をあがめる世界へと。

そして、天の父を「素晴らしい」とあがめる時、神の子とされた私たちの人生も「素晴らしい」と心から思えるのです。

そして、実際に素晴らしくなるのです。世界中の人々が神の子どもとなり、「天の父なる神様」をあがめる歌声が満ちあふれていく…。ここに、世界の救いと平和の希望があるのです。

そして、私たちは本当の幸せを知るのです。どんな願いがかなえられるよりも、どんな宝物を手に入れるよりも素晴らしいものが与えられるのです。天地万物の造り主である神様を「天の私たちの父」と呼ぶことのできる幸せです。私たちは、この祈りを、讃美を、やめることはありません。

4.主キリストを信じる者に与えられる救い!

イエス様を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しを受けることができると聖書に記されています。

だから、私たちも決して失望することなく、主キリストを信じるならば、誰であっても罪は赦され、癒され、神の子どもとされて永遠の命を受けて神の家族の一員に加えられるのです。これがイエス・キリストによって与えられる福音、良い知らせであることを覚え、力強く歩んでまいりましょう。

5.神の御計画の前進!

パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。

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