キリスト・イエスにある私の生き方!
ですから、私はあなたがたに勧めます。どうか、私にならう者となってください。そのために、私はあなたがたのところへテモテを送りました。テモテは主にあって私の愛する、忠実な子です。彼は、私が至る所のすべての教会で教えているとおりに、キリスト・イエスにある私の生き方を、あなたがたに思い起こさせてくれるでしょう。
コロナ第七波の中にあっても、いたずらに不安を持つことなく、今年の夏が素晴らしい祝福で満たされる日々となるよう、今日の礼拝の中でも共に祈りましょう! 不安な世の中だからこそ、私たちは主イエスを賛美して、神の語られるみことばによって励まされることが大切です。
聖霊が毎日私たちのために働かれているのですから、その恵みをいただいて生き生きと歩んでまいりましょう。マイナスの情報が多い時こそ、信仰のスイッチを入れてクリスチャンとして歩もうではありませんか! 困難、逆風の中でも力強く前進するキリストの体である教会を体験しましょう。
そして、あなた自身が紛れもなく救い主イエス・キリストの恵みを頂いた一人のクリスチャンとしての毎日が与えられているということを、受け止め直しましょう。そして、クリスチャンらしく、信仰が働く毎日を歩んで欲しいと思います。
今日の聖書箇所の前後の箇所を見ると、パウロがコリントの人々を叱っていることがわかります。コリントの教会の中には、信仰生活の乱れ、高ぶり等々があり、「原点からやり直せ!」という思いでパウロが語っていて、厳しい態度で警告を発していることが分かります。
今日のメッセージのタイトルとして「キリスト・イエスにある私の生き方!」を掲げさせていただきました。この夏、世の中のマイナス状況に取り囲まれているように思えても、「キリスト・イエスにある私の生き方がある、信仰生活がある」と告白できる一人一人になりましょう。三つの点から確認しましょう。
1.まずは、ならうべきもの!
16節でパウロは、私の信仰を手本としてくださいとコリントの人々に語っています。何事も基本を学ぶことを忘れてはいけません。
神の子どもとして信仰を成長させるためには、イエスを手本とし、聖書が語る基本に素直に「ならう者」になりたいと思います。我流で変な癖をつけないよう、基礎固めの部分は「ならう」べきです。
イエスを筆頭に、弟子たちや教会の兄弟姉妹たちを通して、信仰を引き上げられていく者になりたいと思います。
2.思い起こすべきもの!
17節には、「あなたがたに思い起こさせてくれるでしょう」と記されています。クリスチャンとして成長していく志や、目当てを見失ったり忘れていることはありませんか?
今年の一年のテーマは、『“シン”生活宣言!―主キリストと共に歩む毎日!』でした。自分の殻を破りましょう! 色々な“シン”を皆様と分かち合いましたが、その時あなたが何を目指そうとしたかを「思い起こし」ましょう。
聖霊によって神から与えられている夢、ビジョンを思い起こし、実現できるように祈ってまいりましょう。
3.主にある私の生き方!
そして、パウロの生き方だけではなく、あなた自身に、主にある生き方が与えられています。まず、イエスに、パウロに、周りの人に「ならい」、次に「思い起こし」、そして自分の信仰者としてのあるべき生き方をもう一度受け止め直しましょう!
どういうあなたが、一番神に喜ばれるか、どんなあなたが、本当に神が求めておられる姿か、主イエスにある自分の生き方を歩んでいるだろうか? しっかりと祈って前進してまいりましょう。
4.私の主!私の神!という信仰
トマスは、「私の主、私の神」と答えましたが、イエスは、「見たから信じるより、見ないで神の御言葉や人々の証言を聞いて信じる方が良い」と言われました。
この世には、自分中心、お金儲けが全て、死んだら終わりで今を楽もうという情報が溢れていますが、それは事実ではありません。
聖書は、人は一度死ぬことと、その後、神の前に立つことが決まっていると書かれています。
人生の情報戦の選択を間違わず、変わらない神の言葉に耳を傾けて、十字架と復活のイエスと共に生きましょう。
5.神の御計画の前進!
パウロは、伝道生涯において良いことも試練も経験したと記しています(ピリピ1:12)。あらゆることが相働いて福音を前進させ、神の御計画を進めるために役立っていることを感謝しています。私たちにも良いことも悪いことも起こりますが、主の計画は前進することを体験し感謝していきたいと思います。