いつも喜び 絶えず祈り すべてのことに 感謝しなさい
テサロニケ人への手紙第一 5章16節~18節
いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい」。皆さんよくご存知のこの御言葉から、さらに恵みをいただきましょう。
1.いつも喜んでいなさい
あなたは、いつも喜んでいますか? このコロナ禍にあって、喜べないと言う方もいらっしゃると思います。しかし、聖書は「いつも喜べ」と語っています。“いつも”ですから、悲しい時や悩んでいる時も喜ぶべきです。むしろ、問題のある時こそ喜びを持って歩めと、聖書は語るのです。
クリスマスを前にして、私たちは、イエス様が救い主として生まれてくださったことを感謝しなくてはなりません。イエス様の十字架による罪のあがないが、私たちの喜びです。そして、私たちに神の子とされる特権を与えてくださったことも、喜びです。
「ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が…私たちに恵んでくださらないことがありましょう」とあるように、キリストを私たちに与えてくださった神は、キリストと共に、すべての恵みを私たちに与えてくださると約束してくださっています。
命の日の限り、神の恵みが私たちに注がれ、たとえ地上の生活が終わろうとも、神の国に入れてくださることを心から感謝して受け止める時、いつも喜んでいることができるのです。
2.絶えず祈りなさい
私たちは祈ることを通して、神様からの恵みを全ていただくことができます。弟子に祈り方を尋ねられたイエスは、主の祈りを教えた後、真夜中にパンを借りに来た友人のたとえを話され、頼み続けること、祈り続けることが大切だと教えました。
あくまで頼み続けるという言葉は、「厚かましい」とも訳されます。私たちは、厚かましい人は好みませんが、神様は厚かましい人を好みます。やもめ女が、問題の解決を不正な裁判官にしつこく願ったように、私たちもとことん祈り続けましょう。
恵みをいただけないのは、神様があなたへの恵みを差し止めているのではなく、私たちがしつこく祈り続けていないからです。このことを認めなければなりません。
3.すべてのことに感謝しなさい
私たちの人生にはたくさんの試練があり、なかなか感謝できないことがあります。しかし、辛いことが起こっても「神がすべてのことを働かせて益としてくださる」「試練とともに、脱出の道も備えてくださいます」と聖書は語っています。神様は、マイナスをプラスにしてくださるのです。
女奴隷に憑いた占いの霊を追い出したパウロとシラスは、ムチを打たれて牢に閉じ込められましたが、神を賛美して感謝の祈りを捧げました。彼らは、一見感謝できない状況の中にあっても、感謝の祈りを捧げたのです。
苦しみに会う時、その苦しみを通して神様があなたを成長させ、大いなる恵みを与えてくださいます。詩篇119篇71節には、「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした。私はそれであなたのおきてを学びました」とあります。苦しみに会ったことを心から感謝して、それを幸福だと思えるような人生を送りたいと心から願います。
今日も、「私は喜んでいます。神様の恵みを信じて祈ります。すべてのことを感謝します」と告白しようではありませんか。