救いを成し遂げてくださった主
コリント人への手紙第二8章11節、ピリピ人への手紙2章6節~11節
・・・今、それをし遂げなさい。喜んでしようと思ったのですから、持っている物で、それをし遂げることができるはずです。
キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。・・・
皆さんのお祈りを心から感謝します。インド伝道から守られて帰国することができました。自らの主催で、伝道の働きをインドで展開しているわけですが、今回も兄弟姉妹がお捧げくださった献金を用いて「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい(マルコ16:15)」と言われたイエス様の大宣教命令、すべてのクリスチャンに与えられた信仰のチャレンジのご命令に従い、伝道の働きをすることができたことを心から感謝します。
サナガパドゥでの特別集会の初日、激しい雨のため、2時間遅れで野外集会が始まりましたが、天候は悪くなる一方で、集会場所変更か中止の決断を迫られました。これまで、どんな天候であっても野外集会が中止となることはありませんでしたので、「とにかく集会をさせてください」と祈り、建設中の教会に移動して続行しました。賛美やメッセージを語っている間に神様は「自らが行う準備、人の手配、集会にこだわり過ぎているのではないか、集会の主導権は私にある、主にゆだねなさい」と霊的に何度も語られたように感じました。「どのような条件であっても、集会の中心はイエス様、あなたにあります。すべてをゆだねます」と感謝して祈りました。
自分の願望、思いだけで終わるのではなく、私たちの信仰によってやり遂げるためのポイントを確認してまいりましょう。
1.私の思いを信仰によって形にする
今回は雨に遭遇したことにより、計画し、願っていたような姿でのインド伝道ではなかったかもしれません。でもその与えられた条件の中で、今回のインド伝道をイエス様の栄光のために、主に喜ばれるように、イエス様の福音が語られ、人々が救われ癒さるようにと、最大限のチャレンジをもってやり遂げることができたことを感謝しています。
神から与えられた夢や目標を、単なる思いや考え、願望だけで終わらせるのではなく、それを本当に実行し、やり遂げて形にするのです。
今年のテーマは「Make It Happen!さあ、信仰を働かせよう。事を成し遂げよう」でしたね。私たちが信じたことは、成し遂げられやり遂げることができるのです。「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです(ヘブル11:1)」とあります。心から感謝して「今年も私たちはインド伝道をやり遂げることができました」と、宣言します。私たちの信仰にはイエス様が共にいてくださって、イエス様が御業を成してくださいます。主が私の祈りに応えてやり遂げてくださることを感謝します。
2.信仰のモデルはイエス様
単なる願望ではなく、事を成し遂げていく信仰のモデルはイエス様です。イエス様は信仰の土台であり、私たちの信仰生活の軸です。キリストは神の御姿の現れであるのに、神の栄光を捨てることができないとは考えないで、人間と同じ姿になり、いや、それよりも卑しいもの、奴隷の姿となってこの世に下ってきてくださいました。できないとは考えないで、本当に罪の贖いをやり遂げてくださったのです。私たちの罪を身代わりとなり背負ってくださり、救いの道を成就してくださいました。イエス様によって私たちが救われたことを感謝します。