キリストの愛をよみがえらせ、キリストの愛で愛していこう

ヨハネの手紙第一4章7節~11節

…私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。…神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。

この一週間は、平成から令和へ年号が変わり、新しい時代が始まった特別な一週間でした。新時代の喜びばかりでなく、あなたの生活の中に神の祝福、喜び、感謝すべきことがしっかり届いているでしょうか。4月29日の教会のバザーでは、一緒に奉仕し、チケットを販売し、お客さんを誘って来てくださった皆さんに、心から感謝します。神のために、老若男女、皆で力を合わせて思い切り奉仕ができたのは、大きな喜びでした。10連休中のお出かけや、雨の天気予報などで人出は例年に比べ少なかったようですが、バザー自体に支障はなく、素晴らしいものになりました。伝道の働きのために思いっきりささげることができるのは、感謝なことです。
今日は聖餐式と同時に、子どもの日です。子どもの成長と祝福のために祈りましょう。人生はたとえ100歳まで生きるとしても、日々の積み重ねです。一日一日を神に恵まれた日として歩んでいくことが必要です。神から大いに恵まれ祝福されるためのキーワードの一つは、「愛」です。流行歌や小説でよく使われ耳にする言葉で、よくわかっているように思われますが、神の救いを考えるとき、「愛」を抜きには語れません。「愛」をもう一度学び、今日の聖餐式にあずかりたいと思います。

1.神は愛なり

聖書が語る愛は、単に人を好きになるというようなあやふやな概念ではありません。神は滅びゆく罪ある私たちを愛してくださって、神のひとり子であるイエスをこの世に遣わされました。そして、イエスは私たちの罪を背負って十字架にかかって死んでくださいました。神の愛が形となり事実となったのです。私たちは、罪の裁きを免(まぬか)れたばかりか、神の子どもとされ、永遠の命までも与えられていることを心から感謝しましょう(ヨハネ3:16)。毎日の歩みの中に、救い主イエスを通して明確になった神の愛が、はっきりと心の中にありますように。今あなたの心の中に神の愛をよみがえらせましょう。

2.キリストの愛に満たされる

最近の世の中では、悪いことの方が大きな影響力があるように感じます。凶悪犯罪やインフルエンザの流行も人々を襲います。しかし、神の救いと愛の力はそれよりももっと強く広がります。「罪の増し加わるところには、また恵みも満ちあふれます」(ローマ5:20)。神から愛されイエスの愛を体験している私たちは、神の愛に満たされ、生まれ変わらせていただきたいと思います。

3.神の愛を実践する

イエスは、「互いに愛し合いなさい」と私たちに新しい戒めをくださいました。救い主イエスが与えた、旧約聖書の律法を超える戒め、命令です(ヨハネ13:34)。
神の愛をいただいた者として自分のためだけでなく、今度は神の愛をもって人々を愛する者になりましょう。自分の周りにいる人々、教会の兄弟姉妹によいものを与え、感謝の言葉で接し、祈り合い、お互いに心から愛し合う者になりたいと思います。
愛ある一日一日が、私たちの人生を形作っていきます。聖餐式の今日も愛を分かち合いながら、大いに恵まれた一日を過ごしましょう。