主にある“一途さ”のある信仰
兄弟たちよ。私は、自分はすでに捕えたなどと考えてはいません。ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み、キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているのです。
ピリピ人への手紙3章13節~14節
皆さんのお祈りに支えられて、一週間のアメリカ出張から帰ってまいりました。私たちが日本事務所をしているメトロ・ワールド・チャイルドの本部ビルに、ビル先生をはじめ世界中から責任者が集まっての会議でした。子供たちに対する熱心な働きについてお互いに証しし、これからの働きについて話し合うことができました。この会議を通して一途に一つのことに集中して熱心である、というクリスチャンとしての姿勢をもう一度教えられて心から感謝いたしました。
さあ皆さんのこの一週間はいかがでしたか? 神が共におられますから、私はこんなふうに祝福され、充実していました、と証しできる一週間を歩もうではありませんか。私たち日本人は毎日大忙しで、毎日いろんなことに追い掛け回されています。でも忙しさが心を滅ぼし、中身のない、疲れるだけの日々になりませんように。
今日開いた聖書箇所から、クリスチャンとして、主にあって充実した歩みをしたいと思います。そのためにこの朝、見直しておきたい鍵が3つあります。
1.心に一途な信仰があるか確認しよう
偉大な伝道者と呼ばれていたパウロであっても、現状に全く満足していなかったのです。この一事に励んでいます、とパウロが語ったように、この一週間あなたが特に祈っていくテーマを一つ持ちましょう。自分のために、あるいは誰かのために、祈ろうではありませんか。時間を調整して、クリスチャンとして集中して取り組むべき事柄を一つ絞り込み、少なくともそれだけは、しっかりイエスに祈って行動しましょう。
クリスチャンとして、今週どんなことをしましたか、どんなことにチャレンジしましたか、と問われた時、これに力を注いでみました、と明確に言える一つのものをしっかりと持っていきたいと思います。
2.後悔ではなく、前に向かって前進しよう
ここに、「すなわち後ろのものを忘れひたむきに前のものに向かって進み」とあります。この一週間が、何か特別な日々ではないかもしれませんが、私は前進する者でありたいと思います。クリスチャンであることの素晴らしさは神にあって私は日々前進することができるということ。確かに弱さ足りなさを抱えた私たちですから、過去には失敗もいっぱいあるでしょう。日本人は、くよくよ考えてしまう癖がありますが、神は希望の神ではありませんか。イエスはあなたに寄り添いながらも、必ず前に向かっておられる。イエスとともに前に向かって前進し、失敗を単なる後悔で終わらせず、失敗の土台の上に私は前進
を神から与えられたいと思います。
3.イエスを見上げて精一杯歩もう
イエスを見上げ、イエスからほめていただけるように、与えてくださる栄冠に向かって、精一杯努力していきましょう。「わたしがあなたを選び、任命した。それはあなたがたが行って実を結び、その実がいつまでも残るためである」という、イエスの御心を頂いている私たち一人一人の人生の中には、必ずなすべき事柄があります。人と比べて幸せならいいと考える雰囲気が世の中に溢れています。でも私たちは、神の御心によってクリスチャンにしか与えられない神からのビジョンがあることに気付き、その実現のため、イエスからほめていただけるように、私たちの人生を精一杯向上させていきましょう。