キリスト以前とキリスト以後

イエスのところに母と兄弟たちが来たが、群集のためにそばへ近寄れなかった。それでイエスに、「あなたのおかあさんと兄弟たちが、あなたに会おうとして、外に立っています。」という知らせがあった。ところが、イエスは人々にこう答えられた。「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行なう人たちです。」                                                      ルカの福音書8章19節~21節     

イエスのもとに人々が殺到している時、母マリヤとイエスの兄弟たちがイエスに会いにやって来たことが伝えられました。その時イエスは、自分を産んでくれた母や、30年近く一緒に暮らした兄弟ではなく、神の御言葉を聞いて行なう人たちこそが、わたしの家族なのです、と答えられました。この一年、私たちが恵まれる秘訣がここにあります。  

1.信仰を働かせる

ルカの福音書1章に、「主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」とあります。信仰を働かせるとは、信念の強さではなく、神が語られた御言葉は必ず実現すると信じきることです。聖書の約束は、過去のものではなく、今も実現するとしっかりと信じ、自分のものとして受け止めていこうではありませんか。この一年、御言葉をひとつでも多く心の中に蓄え、「魂の解放も病の癒しでも、神の祝福が与えられるんだ。」と告白し、聖書の御言葉通りになることを体験してまいりましょう。信仰は信じた通りにことが起こりますし、働かせてみるべきものです。

2.恵みがあふれる人生を実体験する

2.恵みがあふれる人生を実体験する

ルカの福音書6章に、「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。」とあります。私の周りに、この数年不況で仕事が大変な赤字にもかかわらず、神に仕え、与えられた物の中から忠実に捧げ物をし、人々に喜びを持って接している中で、大きなビジネスチャンスをつかんでいる方々が現われています。神の恵みは、与えられてから始まるのではありません。すでにキリストの命を大盤振る舞いで与えられているのですから、今度は、私たちが人々に与える番です。その中で、祝福の流れをつかんでまいりましょう。人を量る量りで自分も量り返してもらうのですから、量りをよくして人々に恵みを与える者となろうではありませんか。そして、周りの人々が私たちのためにも、押しつけ、揺すり入れ、豊かに祝福してくれ、神の恵みがどんどん相乗効果で広がっていくことを、信仰を実践することで体験してまいりましょう。

3.常に祈りを捧げる

ルカの福音書18章に、いつでも祈るべきであり、失望してはならないとあります。イエスは私たちに何度も祈ることを教えて下さいました。祈ることは力であり、神の御業が現わされるからです。困った時の神頼みだけでは、いざという時に使えません。いつも祈っておくと、その中で祈りはパワーアップし、聖霊の力が働きます。私たちが祈ると、互いの罪も赦され、病める人も癒されていきます。それは聖書の約束です。この一年、祝福や成長のある幸せな人生を底支えしていくために、人任せではなく、自分自身が信仰を具体的に実践し、働かせ、祈ってみることで、どれだけ聖書の約束どおりのことが起こるかをみんなで試してみたいのです。私たちは、神の御言葉を実践し、本当の神の家族となりたいのです。