主キリストのおられる信仰生活

それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」
                  マルコの福音書16章15~18節

昨日の朝は、月に1度続けている、日本福音宣教会の働きのために祈る朝祷会が500回を迎える節目となる記念の会を持ちました。夕方には納涼大会を催し、兄弟姉妹と恵まれた時を持つことができ、また来月の9月には福音放送「まことの救い」が、放送開始から50年を迎えます。イエスが今も私たちの信仰を受け止めて御手を動かし、救いの御業をなしてくださることを心から感謝します。
このマルコの福音書の最初に、著者マルコがタイトルをつけました 。「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」。イエス・キリストによって人々が救われ、本当に幸せになる福音が届けられる時代が始まったということです。そして、今日の箇所では、イエスの地上での最後の御言葉が記され、その言葉の通りに、弟子たちが至る所でイエスの福音を語り始めると、人々は救われて、聖霊の働きによる神の力が現れるようになったと締めくくったのです。イエス・キリストに
従い、弟子になると本当に素晴らしい恵みが起こることを3つのことで確認したいと思います。

1.主のしもべとして生かされている事実

自分の願いや求めばかりを伝えて、神を道具のように使うわがままな考え方は、クリスチャンの考え方ではありません。しもべとしてイエスを信じて従っていく者であることを思い起こしましょう。イエスを信じるとこんな素晴らしいことが起きますよ、と適切に人々に伝える証し人になりたいと思います。思いっきりイエスのことをのべ伝えて証しし、それを通して人々がイエスを体験すると、それ以上の恵みがあるから感謝です。このしもべ、証し人としての生き方が与えられていることを感謝しましょう。

2.救いを体験し魂が救われている事実

イエスは単なる立派な人、キリスト教の教祖ではありません。神の御子であり、私たちの救い主です。そして誰でもこのイエスの御名を呼び求めれば、その人の罪が取り除かれ、神の子どもとされ、この地上での人生を終えて肉体は死んでも、永遠の命、天国に行くところまで変えられ救われます。イエスの愛を知りながら心を遠ざけ、自分の力だけで頑張っていると誤解している人は、罪に定められて悪魔の奴隷のままですから気をつけましょう。イエスが共におられることによって救われ、心の内側から清められた新しい自分になることができます。この新しい神の力によって生かされる命は、永遠の命につながることを感謝しましょう。

3.信じる者に約束されている聖霊の力

私たちは生身の人間のままでも、イエスを信じることで、驚くことが起こります。イエスの内に働いていた神の聖霊が、そのまま私たちの人生に働き、神でしか起こすことのできないような御業が起こるようになるのです。キリストの聖霊が、今は私たちの内側に住まわれ、イエスを信じる者には特別な恵み祝福が現されます。だから私たちは癒しのために祈ります。私たちに超能力があるわけではありませんが、イエスの御約束の通りに、今も神の霊が私たちの内に働いておられるからです。自分の能力、熱心さだけで祈っても何も起こりません。神に愛されて救われた者、聖霊をいただいた者として、祈りの実現を信じて求めていきましょう。