主の復活のある豊かな人生

…もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお、自分の罪の中にいるのです。そうだったら、キリストにあって眠った者たちは、滅んでしまったのです。もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。…アダムにあってすべての人が死んでいるように、キリストによってすべての人が生かされるからです。
             コリント人への手紙第一15章12節~22節

今日4月1日は、イースターの聖日です。新しい週の始めであり、新しい月の始め、また、新年度の始めでもあります。素晴らしいタイミングで、甦りの主によって、力、元気、命を与えられ、新しい一年の日々に向けて歩み始めましょう。クリスマスは、毎年12月25日で日付が固定されていますが、イースターの日付は毎年変わります。聖書によると、イエスが甦られたのは、週の初め(日曜日)の早朝でしたから、日曜日を主の日、聖日として礼拝するようになりました。イエスの十字架と復活からすでに二千年の年月が流れましたが、罪の赦し、永遠の命の約束は全く変わりません。だから今でも世界中で福音が宣べ伝えられ、信じた者は救われ永遠の命の希望を与えられます。主の復活のある豊かな人生を歩むために大切な3つのことを確認しましょう。

1.神にある高くて大きいスケールの目標

幸せを手にする秘訣は、どんな世界でも、ゴールをどこに置くかによります。自分の理屈、感じ方、ひらめき、悟り、道徳心、宗教心のレベルではなく、よりスケールを大きく保つことにより、人生の豊かさは色あせません。私たちクリスチャンの人生のゴールは、永遠の命、神と共に住まう天国です。それを実現するのは、私たちの頑張りではなく、イエスの復活にあります。主の復活により、クリスチャンとしての信仰は、道徳や宗教観の枠の中で終わらず、神に受け入れられ、とこしえに神を賛美し喜ぶことができる希望、夢、目的があることを感謝しましょう。だからクリスチャンは、何歳になっても夢を失いません。死ぬ直前まで喜びがあり平安があります。

2.究極のハッピーエンドの約束

今の日本は、豊かで平和です。しかし、歴史を振り返ると、神を愛し、人を愛し、命を懸けて試練に挑戦したたくさんのクリスチャンがいました(ヘブル11章参照)。彼らは不幸だったのでしょうか。いいえ。神の愛が実現されるために、たとえこの世で望んだものが手に入らなくても、神から与えられるもっと大きな約束である永遠の命や祝福を信じて信仰の生涯を貫いたのでした。イエスの愛をいただくことによって、甦りの命をいただき、万が一この世では満たされなくても、神が共におられれば必ず祝福され、勝利し、大成功します。必ず幸せになります。この喜びを私たちの魂の深みにまで与えられていることを感謝しましょう。

3.甦りの命を実体験する

私たちは物心ついた頃から、教えられないのに嘘をつき、人に隠れて悪いことをするようになります。どんなに立派に見えても神の前に立つ時、罪がないと言える人は一人もいません。一人のお方が十字架上で私たちの罪を全部背負って死に、復活によって私たちに新しい命が与えられました。イエスに、私の心の中に宿ってください、と祈り求めて告白すれば、イエスの命と恵みをいただくことができるのです。それを今日、あなたも実体験すべきです。イエスの十字架からの復活は、私たちのためのものです。イエスが甦られたから、永遠の命へとつながるのです。どんなに厳しい事態でも、必ず力を与えられ、死を超える命が約束されています。喜びはなくならず、感謝は消えず、平安は揺るがされません。