すべての人への喜びの知らせ

さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」…               ルカの福音書2章8節~20節

昨日の松山市民チャリティークリスマスは、皆さんのお祈りとご奉仕によって、共にみんなで作り上げた、素晴らしい集会になりました。クリスマスの主人公、主イエス・キリストの愛と恵み、本当の救い主がおられることをお伝えすることができましたことを心から感謝申し上げます。多くの方がご来場下さり、感動と喜びのお声をいただきました。今度は礼拝に出席していただき、主イエスと歩む人生をと願っております。アドベントの期間中、イエスの誕生において、神の恵みに与(あずか)った4人の人々について語っていますが、今週は第3番目、真っ先にイエスにお会いできた羊飼いたちの物語を通して、癒しの祈りへとつなげてまいりましょう。

1.すべての人に備えられた主の恵み

御使いは羊飼いたちに、恐れる必要はないと語りかけ、救い主がお生まれになったことを知らせます。この救い主は、この民全体、すべての人のためにお生まれになったと宣言します。2千年前の当時の社会は、王族から奴隷まで、身分の格差が強くありました。羊飼いは、一般の人々の中では、一番身分の低い人々でした。その彼らに、なぜ救い主誕生の知らせが、最初に届けられたのでしょうか? それは、王族や貴族などの特別な限られた人だけでなく、主の恵みは、社会の底辺の羊飼いにまで、すべての人に備えられたものだからです。

2.すばらしい喜びの知らせ

御使いの告げた救い主の誕生は、喜ばしい知らせだったのです。羊飼いたちは、生まれたイエスを見つけると、喜びに満たされ、神を讃美しながら帰っていきました。多くの天の軍勢も神を讃美しました。イエスがもたらす喜びは、ただの喜びとは根本的に違います。なぜなら、私たちの不幸、悩みや人生の暗闇の根本原因である罪、心の歪みを十字架の血潮によって取り除き本当の救いをもたらすからです。本物の救い主が共にいて下さるから、いつまでも変わらない、喜び、讃美、感謝、平安な毎日を送ることができます。この偉大な喜びの知らせを私たちは、羊飼いを通して受けることができました。

3.必ず誰でも出会える救い主

御使いは、羊飼いたちに「しるし」を与えます。そのみどりごはベツレヘムで布にくるまって飼葉おけに寝ていると。ベツレヘムの家畜小屋で生まれ、飼葉おけに寝ているというしるしによって、電話も住所もない当時、羊飼いたちは、イエスとマリヤとヨセフを探し当てることができたのです。私たちも誰もが必ず、直接、救い主に出会うことができます。
羊飼いに語られたメッセージは、実に奥深く、神からのものすごい恵みの贈り物は、全世界の誰であろうと、すべての人に届けられるのであり、この救い主に出会えば、誰でも必ず喜びに満たされます。そして、この救い主に、誰もが確実にお会いして、イエスの恵みを実体験することができます。
聖書の御言葉は、2千年経った今も、聖霊の働きによって、私たちの内に神の言葉となるのです。今日の癒しの礼拝、癒しの恵みは、すべての人に備えられています。イエスに出会うと、本当に病が癒され、悪霊が追放されます。今日あなたも救い主イエスと出会い、癒しの恵みをいただきましょう。