唯一の救い主がもたらす祝福

神は、まずそのしもべを立てて、あなたがたにお遣わしになりました。それは、この方があなたがたを祝福して、ひとりひとりをその邪悪な生活から立ち返らせてくださるためなのです。」                             使徒の働き3章26節

インド伝道のために皆様の熱いお祈り、献げもの、ご支援をいただき心から感謝します。今回のインド伝道では、大きく4つの恵みがありました。1つ目は、ヒンズー教徒や政府からの妨害や迫害を受けず、予定通りの伝道が実現できたこと。2つ目は、支援してきたタンカチャン牧師の新会堂完成。3つ目に、25年以上の支援による孤児たちの成長、牧師の養成、町々村々の教会の設立が続けられていること。4つ目は、今回も1万人近い人々に福音が語られ、聖霊による解放と癒しの御業がなされたこと。この恵みを共に喜んでいただきたいと思います。
今日の箇所は、使徒ペテロが、イエスは唯一の救い主であり、イエスと結びつく時に、魂は救いを受け恵みをいただいて、神の子どものとしての歩みを始めることができることを語っている箇所です。

1.たったひとりの救い主、イエスの存在

このパウロのメッセージは、3章の美しの門から始まります。生まれつき足の利かない男がペテロとヨハネに物乞いをします。すると彼らは、「金銀は私にはない、しかし、私にあるものを上げよう」と言い、「イエスの名によって立ち上がれ」と宣言し、その男の手をぐっと引き上げた瞬間、聖霊の力が働いて男は癒されたのです。彼らの持っていたものとは、イエス・キリストでした。ペテロは、自分に超能力があるのではなく、救い主イエスの十字架と復活の恵みがあり、イエスを信じて、イエスの御名を告白すれば、こんなことさえ起きると告白します。唯一の救い主が私たちと共にいてくださることを感謝したいと思います。

2.人々の元へと遣わされた救い主

唯一の救い主であり、神の御心を完成するしもべとしてのイエスが、神によって立てられ、備えられ、私の所に、私の人生に遣わされています。遣わされたとは、あなたの所にまで来てくれたということです。遣わされた時、大切なことは、その目的がちゃんと相手に届くということです。ペテロははっきりと、神が救い主をあなたの所まで遣わし、邪悪な生活から立ち返らせて下さると語ります。今日の聖餐式を単なる儀式として受けるのではなく、救い主を心のど真ん中に置いているか、恵みによって喜びや平安、祝福や救いが実現しているか確認して下さい。

3.キリストによる祝福と救い

4年前、南インドで伝道集会を開催しました。その時、裕福で熱心なヒンズー教徒で、首と肩に骨の病気があり、痛みで苦しんでいた男性が来たそうです。今回、この方からの伝言を受け取りました。「色々な病院を巡っても治らず、キリスト教でも治ればよいからと先生の癒しと奇跡の集会に出席しました。1日目と2日目は、何も起こりませんでした。3日目、本当に救い主であるイエスがおられるなら、救われ癒されたいと思って祈った瞬間、聖霊に満たされ、痛みが消え、癒されました。その後クリスチャンになり、私の人生は変わりました。あの集会は、万代先生にとっては小さな集会だったかもしれませんが、私の人生にとってはとてつもなく大きな神の恵みの集会でした」。ただひとりの救い主が、確かに私たちを祝福しておられます。さあ、私たちも21世紀の日本の社会の中で、恵みをいただこうではありませんか。