クリスチャンとして賢く生きる

…賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。キリストを恐れ尊んで、互いに従いなさい。                                                 エペソ人への手紙5章15節~21節   

 

今日の箇所は、初代教会時代、エペソという町にある教会へパウロが書き送った手紙です。私たちは、救い主イエスから大切な命をいただいた者として、毎日の生活をクリスチャンらしく生きていかなければなりません。それでは、クリスチャンらしさとは何でしょうか。長寿で恵まれた生活でも、愚かで神に叱られるような生き方ではなく、賢さのある人生を与えられたいと思います。経験や学力に関係なく、御霊によって誰でも賢く歩める方法を学びましょう。

1.与えられた機会を用いる

あっと言う間に月日は流れます。私たちに与えられている素晴らしい人生の時間を無駄にしていないでしょうか。今こそ祈るべきだ、行動すべきだと、神は何度もあなたに語りかけたのに、それをし損なった経験はありませんか?与えられた機会を逃さず、聖霊に示された良いことを形にしましょう。

2.主の御心を探る者になる

クリスチャンは、自分の趣味や好みではなく、神の御心を行なうのです。そのためにはまず、神の御心を知らなければなりません。そしてそれを行なうのです。普通の人なら、悪いことをされれば仕返しをするものでしょう。しかし、私たちは、自分の考えより、神の御思いを探り求める者となりましょう。

3.御霊に満たされる

聖書の時代と違い、現代は酒以外にも、ネットやゲーム、たばこ、ギャンブル、スマホなど、依存するものも多様化しています。何かに依存しなければならないのは愚かです。パウロは、酒ではなく神の御霊に満たされなさいと語っています。聖霊に満たされ、賢く生きられるよう祈りましょう。

4.口の言葉に讃美がある

神による最高の被造物である人間に与えられたものの中で一番素晴らしいものは、言葉です。言葉で自分を表現し、意思の疎通ができます。その言葉が神に喜ばれるようなものであるか注意しましょう。愚痴や不平不満、否定的な言葉は愚かさの始まりです。あなたの口から主を讃美し喜ぶ言葉が出るようにしましょう。

5.すべてのことについて感謝する

神によってすべてのことを喜ぶのは、本当に祝福される賢い生き方です。ありがとうと言えるのは、素晴らしいことです。自分の人生の中に起こる、ひとつひとつの出来事に感謝すると、必ず幸せな人生になるのです。

6.イエスに従う

常にイエスに従うのが賢い生き方の鍵です。何事も我流では成長しません。モデルがあれば、より早く成長できます。そして、クリスチャンにとっての究極のモデルはイエスです。イエスと同じようにへりくだり、互いに仕える者へと変えられましょう。
世の中は悪い時代、難しい時代でも、私たちは賢く生きていくことができます。このクリスチャンらしい生き方を日々の生活の中で実現しましょう。そのために共に祈りましょう。