聖霊によって不可能を破る

…御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリヤといった。…「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。…神にとって不可能なことは一つもありません。」マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
                    ルカの福音書1章26節~38節 

 

クリスマスの日々の恵みの中を歩みましょう。昨日の松山市民チャリティークリスマスもイエスのおられる恵まれた集会となったことを感謝します。文字通り創造性を働かせて、私たちが無から有を生み出せていることを改めて感謝しました。
北朝鮮では、独裁者が自分を守るために粛清などという怖いことが行われています。しかし、自分のために人を犠牲にするこの世とは正反対に、愚かな罪人の私たちが一人として滅びることのないように、イエスは命まで捨てて下さったのです。取るに足りない私たちですが、イエス・キリストの名によって祈り求める事柄にイエスが応えて下さる恵みに感謝しましょう。今日の聖書箇所はクリスマスによく語られるマリヤに対する受胎告知と言われる有名な場面です。

1.聖霊が働いた事実

クリスマスの出来事は聖霊によって事実となったことを理解しましょう。マリヤが身ごもったのは聖霊の働きによるのであり、神の霊の働きによって偉大な出来事を起こされたのだという事実を知りましょう。

2.神の御子が生まれて下さった事実

聖書を昔話(空想の物語の世界)として読んではなりません。救い主の誕生は単なる神話の一部ではなく本当に神の御子であり救い主であられるお方が神の命を携えて赤ん坊としてお生まれ下さった事実として存在するということをはっきり知りたいと思います。聖書は理屈や論理ではなく、事実を語っています。そして聖書の語る約束は、必ずその通りに起こります。これが聖書の約束なのです。神の命が本当に私たちの住む世界に飛び込んで来て下さって今私たちとのはっきりした接点を作り出して下さったのです。このことを感謝しましょう。

.不可能を可能へと変える事実

人間には限りがあり、どうしても越えることのできない一線がありますが、ここで御使いガブリエルの素晴らしい決め台詞が語られます。無から有を生み出す創造主である、「神にとって不可能なことは一つもありません」。不可能を破る力、それがクリスマスの中には込められていることを感謝しましょう。
この三つの事柄が、全部クリスマスの中に込められているのです。聖霊の働きによってクリスマスは起こされ、神の御子、救い主がお生まれ下さって神の恵みは事実となった。そして、不可能を可能にする神の約束が常にある、これがクリスマスなのだということを掴んでおきましょう。
今年、聖霊の働き、もう一歩踏み込んだ信仰をと願いながらプラス・ワンを掲げてここまで歩んできましたが、このプラス・ワンを実践するためにただシャカリキになるのではなく、聖霊の力に私は注目しています。クリスチャンには聖霊が働く、イエスのご誕生に聖霊が働かれたと同じように、2013年のクリスマスを祝う私たちのためにも聖霊が働くことを、アーメン(その通りです)と受けとめましょう。聖霊が働くよう神の霊を求めましょう。聖霊が働く時は、しるし、不思議、奇跡さえも起こりうるのです。神が御使いを通して語られたことは必ず実現します。神が共におられ働かれる事実が体験できる、起こりえないことが起こる恵みのクリスマスを体験しましょう。