主の知恵と御霊に支えられる夏

…「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。…私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、御霊に教えられたことばを用います。その御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。            コリント人への手紙第一2章6節~13節

 

暑い夏を迎えましたが、暑さに負けることなく、この夏の歩みの中で神の祝福を頂きましょう。私たちが救い主イエスと出会えたのは実に幸いなことです。イエスでなければ与えることのできない人生の温かい喜びのある事柄をたくさん下さっています。私たちの計画、思いでは到底及ばないような、全く予想しなかった恵みが人生の中に幾つも与えられるという体験ができますから感謝です。この夏も神がどんな祝福を与えてくださるか期待してゆきたいと思います。夏の教会の各行事の中でも大いに祝福されたい、そのためのテーマとなる御言葉を祈って、与えられたのが特に9節のお言葉です。
私たちに与えられている信仰は、幸いなことに人間の知恵、努力に支えられたものではなく、神の知恵と力に支えられたものです。私たちの目が見たことも、耳が聞いたことも、心に思い浮かんだこともない、そんな素敵な祝福を神がこの夏の歩みの中で私たちに備え、与えてくださると信じ感謝しましょう。それを与えていただくための秘訣は二つあります。

1.どんなときも神の知恵を土台とする

神の知恵を頂き、それを人生の歩みの土台としましょう。知恵とは何でしょう。今は、簡単に世界中のデータや情報を集めることができますが、知恵のある人が少ないのです。いくら知識が増えたとしても、それで人は幸せにはなれません。本当の幸福を手にするためには神の知恵を頂くことが必要です。人間には計り知れない、偉大な神の賢さ、意外性、創造力(無から有を生み出す)閃きといった、神の知恵、能力を人生の土台としたいのです。
そして、私たちはこの神の知恵を知らないのではなく、既に体験しているのです。それは、あなたの救いの物語です。自分の計画によるのではなく、神の知恵により、不思議な導きにより救われたあなたは、既に神の知恵を体験しているのです。私たちはこの恵みに気づき神の知恵の中に生かされている者であることに感謝しましょう。この夏も神の恵みのご計画に期待し、神の知恵を土台としましょう。

2.神の御霊によって知恵を与えられる

10節には、神はこれを御霊によって啓示されたとあります。神の考えておられることは神の霊にしかわかりません。しかし、イエスを信じ、御名によって祈るあなたの心の中には既に神の聖霊が働いて、あなたを霊的な存在にしています。だからクリスチャンは素晴らしいのです。私たちの教会には聖霊が豊かに働いていますから、聖霊のスイッチをちゃんと入れて、聖霊の働くこの夏の日々を歩んでください。
神は、あなたがまだ見たことも聞いたことも思い浮かべたことさえないものを備えて下さるのです。あなたが今まで見たこと、聞いたこと、考えたことの中で、一番素晴らしいものは何ですか? それ以上のことを神が下さるのです。私も、留学生活の中で体験したリバイバル的状況にある教会以上の教会をこの日本で実現させていただきたいと本気で願っています。期待しましょう。あなたを救いに導き、今も心の中に神の言葉を語りかける聖霊をしっかり受けとめてください。そうすれば、あなたの思いを超えた素晴らしい恵みがこの夏も必ず与えられます。