御言葉に立つPracticaの一年

…雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、…芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。まことに、あなたは喜びをもって出て行き、安らかに導かれて行く。山と丘は、…喜びの歌声をあげ、野の木々もみな、手を打ち鳴らす。…これは主の記念となり、絶えることのない永遠のしるしとなる。               イザヤ書55章6節~13節

空から雨が降ると、地を潤し、植物の芽を出させ花を咲かせ実を実らせます。同様に、神の御言葉が語られるならば、必ず御心を実現させ、平安の約束叶え、周囲にも喜びを満たし、命の与え主である神の恵みが証しされると聖書は語っています。

1.神の御言葉により、私たちは生かされる

四十日の断食後、イエスが悪魔の試みにあわれた時、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出るひとつひとつのことばによる。」と答えられました。もし人間が、他の動物のように単に肉体だけの存在ならば、食糧だけで生きるでしょう。しかし人間は、魂を与えられ、神と向き合い御心を受け止め、人生の尊さを感じることができる存在です。神の形に造られた者として、充実した本物の人生を生きていくためには、神の御言葉が必要です。御言葉をいただけないなら、霊的な飢饉の状態で、本当の命が機能しません。心の中に、あなたを生かす神の御言葉を蓄えて下さい。

2.神の御言葉には、権威と力がある

イエスと弟子たちが舟で湖を渡っていると、激しい突風に襲われた話があります。イエスが風を叱りつけ、湖に、「黙れ、静まれ。」と言われると、とたんに風は止み、大なぎになりました。弟子たちは、「この人の御言葉には、なんという権威があるんだ。」と驚きました。現代は、情報やデータの量は膨大ですが、言葉の重みのない時代です。国の一番の権力者野田首相が、「消費税を上げる。」と言いながら、党内でも通じるかどうか怪しい時代です。だからこそ神の御言葉が、すべての物事に対し権威と力があることを知りましょう。

3.神の御言葉を求める

中風やみのしもべのいる百人隊長が、イエスのみもとに行き、「ただ、御言葉をいただかせて下さい。そうすれば、私のしもべは直りますから。」と懇願した話があります。イエスは、「あなたの信じたとおりになるように。」と答えられ、その時しもべは癒されたとあります。どんなに牧師が講壇の上から御言葉を語っても、あなたのための御言葉にならないと力を発揮しません。あなた自身が、「主よ。御言葉の約束を下さい。そうすれば、祝福され、癒されます。」と御言葉に立って信仰を働かせましょう。

4.神の御言葉を信じる

病気の息子がいる王室の役人が、イエスを訪ねた話の中で、イエスは、「帰って行きなさい。あなたの息子は直っています。」と言われました。彼が御言葉を信じ帰途につくと、息子は直っていました。神が言われた御言葉を私たちが信じて行動する時、神の御業が起こります。その場ですぐ御業がなされることもあれば、何年も祈り続けるべきこともあるでしょう。でも、忘れてはいけないのは、信じて祈ることです。その御言葉は、決して色あせることなく必ず私たちのために成就しますから、感謝しましょう。クリスチャンの信仰生活とは、神の御言葉に立つ生き方のことです。神の御言葉を忘れていては、恵みをなくします。御言葉をいただき、しっかりと信じましょう。