時が満ちて現される神の栄光

・・・神は私たちを世界の基の置かれる前からキリストのうちに選び、御前で聖く、傷のない者にしようとされました。・・・神はこの恵みを私たちの上にあふれさせ、あらゆる知恵と思慮深さをもって、みこころの奥義を私たちに知らせてくださいました。それは、神が御子においてあらかじめお立てになったご計画によることであって、時がついに満ちて、この時のためのみこころが実行に移され、・・・それは、前からキリストに望みを置いていた私たちが、神の栄光をほめたたえる者となるためです。・・・             エペソ人への手紙1章3節~14節

今年もクリスマスの季節を迎え、松山の市民チャリティークリスマスまではあと1ヶ月。国会解散から選挙までも1ヶ月。政治家の皆さんは、この1ヶ月をいかに有効に使い成果を生み出せるか、必死で活動されるはずです。私たちもクリスチャンとして、証しをし、価値ある成果を生む1ヶ月にしたいと思います。
政治の世界でも、世の中にも、私たち自身にも、それぞれの思惑があり、まさに十人十色。しかし私たちクリスチャンは、神の気持ち「みこころ」を考えたいのです。今日の聖書箇所は聖書のあらすじがまとめられているような箇所です。ここには、壮大なストーリーが麗しい言葉によって描かれています。

1.神にはすばらしいご計画がある

心地良いことを言っても実行されない政権公約だけでなく、私たち自身も自分を卑下してやけになったり、うまくいかない理由を人のせいにして責めたり、何と多くの空しく悲しい言葉が飛び交っていることでしょう。しかし神は、この天地を創造される以前から私たちを愛し、選び出していて下さいました。そして、私たちが弱さと罪深さの中で倒れ伏し進めなくなることをご存知であった神は、イエスによる救いの道をも用意して下さっていたのです。私たちの人生は成り行き任せではありません。神のご計画があり、それを教えるために、神は麗しいいのちの言葉で語りかけて下さるのです。

2.神のみこころは実行される

神は、私たちのために壮大なビジョンを持っておられるだけでなく、時がついに満ちてそのご計画のままを実現されるのであり、神には計画倒れということはありません。私たちの人生の中でも、神のご計画の実現を体験したいのです。「プラクティカ」を掲げたこの1年。あなたが信仰を持って抱いたビジョン、祈り続けていることがあるなら、神の時が満ちてご計画が実現するときが必ず来ます。
聖書の中の時間には、東洋的な宗教の「自然と調和して何となくずっとある」というものとは違う、「始まり」と「終わり」という特徴的な概念があります。ですから、祈り始めたなら、それは必ず実現して終わるのです。

3.神のすばらしさをほめたたえる者になる

この神のご計画が実現するのは、12節にあるように、キリストに望みを置いている私たちが、神の栄光をほめたたえる者となるためです。この「私たち」の中に、あなた自身も含めるべきです。私たちは皆、キリストに望みを置くクリスチャンです。それならば、神がご計画をお持ちで、それを私たちのために実現して下さることによって私たちが神様の偉大さをほめたたえる者となるのです。
どれだけ信仰生活が長くても、この恵みが古びることはありません。これから先、どんなことが起ころうと神の愛は変わりません。あなたは神に選ばれています。自分の人生に与えられた計画があり、祈りは必ずどこかで実現し、神の栄光をほめたたえる者へと変えられます。
クリスマスに向けて、神の栄光をほめたたえる者へと変えられましょう。